【英文法】×discuss about は使っちゃダメ!about は要りません

よく聞く英語のフレーズが実は間違っていることはよくあります。

日本語でもありますよね?

※たとえば「とんでもございません」とか。橋田壽賀子大先生のドラマでも堂々と使われているため、へりくだる時の丁寧な表現と思っている方も多いと思いますが、これは間違いです。多くはここに書きませんが「とんでもない」という言葉は「とんでもない」という形容詞なので「とんでも」がある、ない、ということではありません。丁寧に言うなら「とんでもないことでございます」でございます。(そもそも「とんでも」って何よ・・・)まぁ言葉は変わっていくものなので、今ではこれでいいのかもしれませんが。知らん。

今日は、英語でよく耳にする「discuss about」について書きたいと思います。


discuss のあとに about は不要ですよ

discuss の意味は「話し合う」だけではない

英単語 discuss の意味は「話し合う」「議論する」が一般的ですが、実は「話し合う」「議論する」だけではないのです。「~を話し合う」「~について議論する」という「~を」「~について」まで含めた意味が、discuss にはあります。

TOEICのリスニングでも頻出の言葉です。1回のテストに数回出てくることもありますよ。

discuss の後には、直接目的語を置きます

たとえば、

We should discuss our future.

という英文があるとしたら、これの意味は「わたしたち、将来について話し合ったほうがいいね」みたいになるでしょうか(意訳)。

discuss の次にすぐに目的語の our future が来ています。これは、これだけでいいのです。

わたしが愛用している、留学時の先生エレンのおススメ本「COLLINS COBUILD ENGLISH USAGE」には、「すぐ後ろに目的語がくる。目的語なしでは使えない」とあります。だから、We discussed. だけでは目的語が無いので文は成り立ちません。

エレンおススメのCOLLINS COBUILD ENGLISH USAGEは、わたしが買った2006年には既に新品では探すことができず、中古で買いました。


今では、新版が出ているようです。英語の使い方を学ぶのにとてもいい本ですよ。けっこう頻繁に本を開く機会があります。

discuss に about は要らない。about がつくと・・・

そう、discuss に about は要らないのです。もしも about がついて

We should discuss about our future.

となると、「わたしたち、”将来について”について話し合ったほうがいいね」という意味になります。(意味が通じないわけでもないけれど)

ドラマで使われている場面を検証します

ドラマ The O.C. を観ていたら、discussが使われているシーンに遭遇しました(けっこう日常的に使われています)。

これは、シーズン3のエピソード3。

母親のジュリーから電話をもらったマリッサのセリフです。


「(ママが)今すぐ家に帰って来いって。わたしの将来についての話があるからって」というニュアンスで discuss が使われていますが、about ありませんね。discuss の直後に目的語である my future が来ていますね。

そして、これは同じくシーズン3のエピソード16。


「そうね、話し合ったほうがいいみたいね」というニュアンスでdiscuss が使われています。

お互いの娘たちが大親友で、彼女たちに隠れてつき合っているマリッサの母親ジュリー(この時点でバツ2)とサマーの父親ニール(こっちもバツ2だった)が、そろそろ公表したほうが・・・と電話で話し合うシーンです。

こちらも、discuss の後ろにはすぐ目的語が来て、discuss that. となっています。(ここでの that はつき合っていることを公表するか を示します)

どちらも about は使われていません。

なぜ about が使われているのか?

では、なぜ discuss about が使われているのか。

これは、ネイティブスピーカーが使っているのではなく、ネイティブスピーカー以外のイングリッシュスピーカー(わたしみたいな学習者(^_^;))が間違って良く使っているのです。英語学習上級者でも間違いやすいということで、よく耳にするようです。

留学中は、もちろんネイティブスピーカーと一緒に会話することも多いのですが圧倒的に学校の友達と一緒の時間を過ごすことが長いものです。そうすると、クラスメートが使っている英語表現を聞いて、そのまま使うことって本当に本当に多いのです。意味が通じていればわざわざ直されることもないので、間違いに気づかずにそのまま伝染される・・・のだと思います。

talk about は一般的

それともうひとつ。同じく、~について話す、というときに talk about を使います。

We are going to talk about our future.
わたしたちは将来について話し合います。

恐らくこれと混同してしまうのかと思います。discuss は他動詞、talk は自動詞という違いもあるのですが、その話はまた別で。

discuss about についてまとめ

では、今回も無理やりまとめます。

・discuss about はよく耳にするけど間違いです×
・discuss のあとにはすぐ目的語!前置詞は要りません
・talk のときには about を使いましょう

ネイティブスピーカー以外の人が discuss something~ と話していると、きちんとしているなぁと思います。about 入れてる人がいても特に指摘もしませんが。

しかし、言葉は変わっていくものなので、もしかしたらそのうちdiscuss about が市民権を得る日が来るかもしれません。

どうやら「とんでもございません」も市民権を得つつある様子です。それはまあいいとしても、わたしは「なるほどですね」は認めません!!!(正直すごく・・・馬〇っぽく聞こえる・・・)

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください