昨年12月に出版された、人気MCの丸山久美子氏の本「上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法」。ゆっくりゆっくり読み進めて、やっと読み終わりました。
今回は、この本について書いてみたいと思います。
前回の本の記事はこちら→「書籍「みんなの掃除・片づけ日記 スッキリ暮らすためのリセット習慣」」
こんな本です
上手にあがりを隠して人前で堂々と話す法 (DOBOOKS)
丸山久美子 氏著、同文舘、2017年12月出版
人前で話すのって、緊張しますよね?緊張しないで話す方法、知りたいですよね?
でも残念ながら、そんな方法なんてない。どうしたってあがってしまうのです。
だったら、あがりを上手に隠してみませんか?それだけで、堂々と話してるようにみえるんですよ!
これが、著者のいちばん伝えたいことなんだな、と感じました。
そして、あがりを隠すコツを、いろんな角度から解説してくれています。
人前で話すのは、度胸がいること
人前で話す?わたしが?無理むりムリムリ!!
と思っている人は多いでしょう。わたしもそうです。
人前で話す機会が定期的にあると、慣れてきた気がするのですが、緊張しないかと言われれば、やっぱり緊張はしてしまうものです。
どうしようみんなこっち見てる(そりゃ見ますよね(^_^;))
どうしようみんなわたしの話を聞いてる(そりゃ聞きますよね(^_^;))
どうしようわたしこんなに大勢の前でしゃべってる・・・!(そりゃそーだ!がんばれわたし!)
どうしようわたしやっぱり人前で話すなんて無理!
それでもえいや!と人前で話さなくてはいけない場面は、ありますよね。。。
適度な緊張はOK。あがってしまうとヤバい
そんな時、緊張しない人はいいなぁー!なんて思ってましたが、この本を読んで、そうか、緊張しない人なんていないんだな、ということもわかりました。
緊張は、チャレンジの証拠。
これが著者からの、明快な応援メッセージです。
でも、その緊張が極限に達すると、出てくるのが「あがり」。緊張を重ねに重ねると、そこを通り越して、あがりが出てくる。そして、自分でも制御不能になってしまう。
だから、あがりが出てくる前に止めましょう!あがりそうなところを上手に隠しましょう!すると、あら不思議。緊張してるのに、緊張せずに堂々と話してるように見えるんです。
あがりを隠すのに有効な◯◯◯。さらに、◯◯も効きますよ!
足が震えたら、手が震えたら、という具体的な症状に対する解決方法が次々と出てきます。
さらには、準備段階でできること、本番でプロっぽく、慣れたように見えるちょっとしたしぐさ、リスナーへの声かけ方法、機材の使い方などなど、時間と労力をかけずにできるちょっとしたことがこんなにあったのか!と驚かされました。
知ってるようで、実は使いこなせていないことがこんなにあったのですね。
著者の丸山久美子さん
こういった裏ワザやアドバイスは、すべて著者の丸山久美子さんの経験に裏打ちされています。
現在は、まるっと空気を掴むMCとして活躍している丸山さんも、かつては人前で極度に緊張して失敗を繰り返していたそうです。それでもすごかったのは、あきらめずに緊張やあがりと向き合って独自のメソッドを開発したこと。そして、それをこの本の中でふんだんに披露してくれていること。
実は、丸山久美子さんは、かつてセミナーコンテスト東京大会に私が出場した時に司会を担当してくださったことが縁で、今でもおつき合いがあります。かねてより出版したいとくり返し言っていた夢が叶ったことがとても嬉しくて、出版が決まった時は、まるで自分の夢が叶ったような気がしたものでした。これも、あきらめない丸ちゃん(←と呼んでいます)のすごいところです。
今回、この本を読んでみて驚いたのが、最初から終わりまで通して、彼女の人柄が手に取るように内容に表現されていることです。まるで隣で話をしてくれているかのように感じるのです。
この本を読んで、彼女のセミナーに参加したり、司会をしているところを見たりした方は、「ああー、なるほど!」と思っていただけると思います。それくらい、丸ちゃんらしい本だな、と思いました。
こんな人におすすめ
もちろん、人前で話す機会があるけど、自信もないし無理無理!という方に読んでいただきたいなと思います。こんなにちょっとしたことで堂々と話しているように見せることができるなんて、驚きがたくさんつまっています。しかも、時間をかけずすぐできることばかり。
そして、今がんばっていることがあるけれど、なかなか上手くいっていないという方にもおすすめです。根性論ではない、気持ちの切り替え方が参考になると思います。
いろんな意味で、ものごとへのハードルを下げてくれる本です。