プロフィール

30歳で実家を離れ、それ以来シンプルライフに憧れてモノとの付き合い方を考え続けているmarigoldです。1970年4月東京生まれ、埼玉県で育ちました。

 

シンプルリッチを目指す50代のミニマルライフ
「シンプルに暮らす」ブログへようこそ!

 

このサイトは、こんなみなさんのお役に立てます。

こんな方におすすめ

  • シンプルライフに憧れるけれどモノが多い生活をしている
  • 片付けたいけれどどこから手を付けたらいいのかわからない
  • モヤモヤするから一度全部捨ててしまいたい
  • やることが多すぎて毎日時間に追われている
  • 忙しすぎて疲れた
  • 捨てたいけど捨てられない
  • 何でもいいから一度人生をリセットしたい
  • ミニマリストとか頭おかしいでしょと思う
  • 掃除が面倒くさくてできればやりたくない

 

どれもこれも、かつてのわたしのことです・・・(うちいくつかは今も)。

実家で暮らしていたときは、自分がたくさんのモノに囲まれて生きていることに気づきもしませんでした。

自分の部屋の中に見事に築かれた「自分博物館」。きっと、わたしがそこに埋もれて息絶えていても、生まれてからそれまでの軌跡がそこここに見つかったはずです。

 

30歳で実家を出てひとり暮らしを始めたとき、実家から持ち出したものが意外と少ないことに気づきました。

あれ?もしかしてこれだけで生活ってできるの?

そう思って始まったひとり暮らしですが、しばらくすると小さな部屋(19.8平米)の中には次第にモノが増えていきました。

実家にはまだ自分の部屋があり、わたしのモノであふれています。

そんなわたしが、いったい何がきっかけでシンプルライフに目覚めたのでしょうか。

 

30歳で早すぎる両親との別れ

2000年を迎えて早々、わたしは長年暮らしてきた実家を出てひとり暮らしを始めました。

母は、結婚してからずっと専業主婦として兄と私を育ててくれました。父が長く単身赴任だったため、父方の祖母との同居は苦労が多かったと思います。祖母は気が強く物言いもキツい人だったので、わたしも兄もしょっちゅう喧嘩をしていました。

そんな母は、仕事を頑張っていたわたしにことあるごとに結婚退職を勧め、そのことでわたしと度々ぶつかりました。母にとっては、結婚・出産が女性としての最上の喜びであり、そのレールに乗らない娘にいら立ちを感じていたのでしょう。生きている時代の違いもあったと思います。お互いの価値観をすり合わせるのは大変難しいことでした。

父は、わたしの仕事の悩みもよく聞いてくれアドバイスをしてくれる人でした。管理職ならではの葛藤や愚痴もよく聞いてもらいました。兄は海外留学で長く不在だったので、仕事の話ができる唯一の家族の存在は頼もしいものでした。

 

しかし、わたしが家を出てすぐに両親ともに大きな病気が見つかり、あっという間に亡くなってしまったのです。

 

実家の部屋を引き払う

両親が亡くなりしばらくすると、海外で暮らしていた兄夫婦が帰国し、それまで空っぽになっていた実家で暮らすことになりました。

わたしは実家にある自分の部屋を引き払うべく大規模片付けに臨んだのですが、そこで覚えた快感が「捨てること」。

実家なんて親との思い出だらけで、最初はモノを捨てることをためらっていましたが、現実問題として部屋を空っぽにする必要があったため、ひたすらモノを捨てました。

黒歴史の束もあったと思います。過去の栄光もあったと思います。

複雑な感情もありましたが、実は・・・全然つらくはなかったのでした。

 

シンプルライフに目覚める

その後、ひとり暮らしのマンションの住み替えを3回行いました。

住み替えるたびに、ひとり暮らしスタート時にテキトーにそろえた小物(100円ショップで買ったゴミ箱やかごや飾りなど)を手放していき、長く使えるしっかりした良いモノに買い換えていきました。

引っ越すたびに大きくなるクローゼットに合わせ、服や靴だけは増えていきましたが、キッチン用品などは「高くても良いモノ」を意識して買っていったため、その時買ったものは今でも使い続けています。

それまでは「安いモノこそ買うべきモノ」と信じて疑わない生活をしてきたわたしには違和感があり、「高くてもよいモノ」を買う感覚に慣れるまでは少しかかりました。

そして、意識してモノの数を減らしていくことで、掃除の手間が減ることを知りました。

雑誌などで見て憧れていた見せる収納は、手間がかかりすぎて自分には合わなかったことも学びました。

 

カナダ留学2回 スーツケース2つで暮らせることに気づく

35歳、37歳のときに2回カナダに留学しました。2回とも、秋~春の滞在です。

1回目は大きなスーツケース2個、2回目は同じスーツケース2個分+冬服段ボール1箱分の荷物で日本を出ました。

ホームステイだったので、身の回りのモノだけ持っていけばよかったというのもありますが、思ったより必要なモノが少なく、日本でひとり暮らしを始めた時の感覚を思い出しました。

現地で本を買ったりプレゼントをいただいたりでモノが増え、段ボール数箱分を日本に送ったのですが、荷物が到着して箱を開けても「別に要らなかったのでは・・・」と思うものばかりだったことを覚えています(本当に大事なモノは送ったりせず、スーツケースに入れて持ち帰りますよね)。

服だって、現地で買い足したとはいえ全部で15~6着だったように思います。

2005~2008年頃の話で、ちょうどiPodが流行っていてiPhoneが出始めた頃です。今ならCDや本なんてスマホひとつで何とかなるからもっと荷物は少なく済むのでしょうね。

 

結婚してさらに片付ける

2010年に40歳で結婚しました。スタートは広めのマンションだったのですが、最初の更新前に家賃削減とネコが飼いたくてペット可物件を探した結果、小さめの部屋に移ることになりました。家賃も下がったけれど広さも20平米ほど狭くなり、一気に家の中がごちゃつきました。

作り付けのクローゼットには服が入りきらず、リビングもキッチンもモノがあふれていました。

広いマンションのときは気にならなかったのに、さらにネコも家族に加わり部屋の中はネコ毛だらけ。これはモノの絶対数を減らすしかない・・・。

そして、使わないモノをまとめて寄付したり、ヤフオクで売ったり、「ご自由にお持ちください」札をつけて家の前に出したりして少しずつモノを減らしていきました。入居当時に玄関に飾っていたものも、サッとひと拭きすれば掃除が終わるように全て片付けました。

少しずつですが食器も長く使えるであろうイッタラ(iittala)を始めとする北欧のシンプルなものに入れ換えました。ひととおり揃うと、それ以上欲しくなる食器が無くなり、今あるモノに満足して暮らしを楽しむことを学びました。

 

2016年、近くに比較的安めの中古マンションが目に留まり、内見をしたらネコを飼うのに便利そうな間取りだったため、ほぼ勢いで購入を決めました。

リノベーション物件で中もきれいでしたし、住み慣れたその地域の便利さも知っていたので特にためらうこともなく、購入を後悔したことはありません。

10平米ほど広くなった家に、それまでの暮らしで所有していたモノがすべてはきれいに収まらなかったっことを除けば・・

(55平米から67平米になったのに!それまでどうやって暮らしてきたんだ)

 

ミニマリストを目指し始める

2020年、新型コロナウィルス感染拡大とともに家にいる時間が増えました。

住み始めて4年経ったわが家。改めて見るとまだモノが多い。

そして、新しい習慣としてYouTubeをよく見るようになりました。

すると、出てくる出てくるミニマリストのみなさんの潔い空間と生き方が!

少ないモノで暮らすのと同時に蓄財に精を出す人が多く、みなさん充実した生活を送っています。

「目指すのはこれだったのか」

 

それ以来、もともと心がけていた「減らす生活」が「もっと減らす生活」に替わってゆきました。

夫はミニマリストについては積極的ではないものの(恐らく家具も何もないのがミニマリストだと思い込んでいます)、わたしのすることには口を出しません。

もともとうちにはわたしのモノのほうが多いので、それを減らすことなんて自分には関係ないですものね(彼はまだ実家に自分の部屋がありそこには彼のモノがあります)。

 

派遣社員として働きながらシンプルな暮らしを追求する

2022年現在、52歳になったわたしは派遣社員として事務の仕事をしています。

仕事は仕事、暮らしは暮らしとすみ分けをしていますが、実際はテレワークが中心なので家の中には目につくことが多く・・・。

あっちもこっちも気になっています。

ネコ毛が舞うので、しょっちゅう掃除機を持ってウロウロしています。

 

  • シンプルライフに憧れるけれどモノが多い生活をしている
  • 片付けたいけれどどこから手を付けたらいいのかわからない
  • モヤモヤするから一度全部捨ててしまいたい
  • やることが多すぎて毎日時間に追われている
  • 忙しすぎて疲れた
  • 捨てたいけど捨てられない
  • 何でもいいから一度人生をリセットしたい
  • ミニマリストとか頭おかしいでしょと思う
  • 掃除が面倒くさくてできればやりたくない

このブログは、こんな方たちに向けて書いています。

それは、「こうするといいですよ」「こうやりましょう」という一方的な指南ではなく、「こんな失敗がありました」「こうしたらうまく行きました」という自分の経験をシェアしながら、最適解を探っていく・・・そんなスタイルにしていきたいです。いろいろ経験したとはいえ、わたしだってまだまだ道の途中です。

 

間違いなく大人である50代。でも迷いながら進むことは多く・・・。

今からでも挑戦できることは山ほどあるけれど、手当たり次第に手を出せるほど時間は多くあるわけではない。

長く生きてきた分、若い人に伝えたいこともあるし、これまで言えなかった想いを吐き出したいこともある。

 

そんなひとり言を交えながら、シンプルライフについて、モノを減らすことについて、お金について、日々の出来事についてを綴っていきます。

 

シンプルライフ、気になるんだけどどこから手を付けたらいいのかわからない、でもトライしてみたい。多すぎるモノが気になって仕方ない。捨てたいけれど本当に捨てても大丈夫?もしそう思っている人がいるなら、このブログを読んで一歩でも踏み出せるように。

そうでない場合は、あーこういうことあるよね、うんうん。と、読み物として楽しんでいただけたらうれしいです。