ミニマリストを目指しているからといって、何も買わないで生きていくことはできません。
しかし、モノが増えない買い物、無駄にならない買い物、賢くお金を使う買い物はあると思います。
今回は、モノを増やさないように気をつけて生きているはずの自分がやってしまった買い物の大失敗とそれを防ぐために大切にすべきことについて書きたいと思います。
この記事はこんな人におすすめ
・買い物で失敗と感じることが多い
・買い物中に候補がたくさんあるとわからなくなる
・安く買えて満足なはずなのにモヤモヤすることがある
・自分で選んだものに自信が持てない
目次
4月からの仕事環境のためにデスク回り整え中。オフィスチェアを買うぞ!
とある家庭の事情が生じたために、それまで働いていた職場を2021年末で退職しました。
しばらく今後のことを考えつつ次の仕事をどうしようか考えていましたが、この度家庭の事情が一段落したため、4月から派遣社員として仕事に復帰することになりました。それでも家のことをやりつつなので週4回の勤務です。勤務時間も時短といっても差し支えない程度の仕事です。
今度はリモートワーク中心の仕事です。
新型コロナウィルスの感染拡大があってから、一時期リモートワークをしたことはありますが、それでもオフィス出勤がメインで働いてきました。
しかし、今回はリモートワークがメイン。ということは、自宅を落ち着いて働ける環境に整える必要があります。
わが家は2LDKのマンションで、ひと部屋は書斎のように使っていますので場所の確保はできるのですが、デスク回りが簡易な作りのため、リモートワークに向けて本格的に準備することにしました。
メインとなるのは、オフィスチェアの導入です。
これまで、リビングの椅子を使っていたため長時間座ると疲れてしまいます。このままでは腰痛、背中痛、肩こりになっていずれ体調を崩すであろうことは目に見えています。
でも、オフィスチェアを買うなんて・・・・わたしにとってはかなり大きな決断です。
理由のひとつ目は、オフィスチェアの持つ雰囲気がわが家とまったく合っていないから。
そして二つ目の理由は、オフィスチェアは値段が高いから。
そりゃ1万円切るものもありますが、巷で人気のオフィスチェアはなんと10万円超え。12~15万円のものが中心です。
友達が買ったという(投資と言ってました)椅子も軽々10万超えのいいものでした。家で仕事をする人々にとって、他のものは質素でも、毎日長時間座る椅子については妥協せず良いものを買う、というのが主流のようです。
とはいえ、気軽には買えません。(大きいし・・・)
というわけで、わたしのオフィスチェア探しの旅が始まりました。
予算は3万円台、できれば部屋の雰囲気を壊さないもの
椅子にかけられる予算は4万円までと決めました(なんとなく)。
それくらいなら妥当なところかな、と思っていました。2~3万円台のオフィスチェアのラインナップは決して悪いものではありません。
しかしながら、どれもゴツい、大きい。そして、黒い・・・。
探せば白い椅子もあるのですが、大きさは変わりません。
そんな中、これだったら完璧なのにな、という椅子を見つけました。
これなら、部屋の雰囲気にも合うし、サイズも大きすぎないし、リビングに置いても違和感ないしな、という素敵な椅子です。カリモクの椅子なんて憧れです。
しかし、そのお値段が・・・。予算をはるかに超えてしまいます。
そんなわけで、この椅子は次回買うときに選ぶとして(次回っていつだ?)、予算内でほかの椅子を探し回りました。
そして、うーんと悩んで、結構考えて、ある椅子を注文しました。
注文した椅子は、THE・オフィスチェア
選んだ椅子は、予算内の薄いグレーの椅子でした。
予算内だし、ヘッドレストもひじ掛けも標準装備だし、真っ黒ではないし、まぁこれでいいか、という感じで選びました。
ところが!
その椅子が届くのとすれ違いに、これなら完璧なのに!というカリモクの憧れの白い椅子を、ホームセンターで見かけてしまったのです。
いけないいけないと思いつつも、手が伸びてしまい、そして座ってしまいました。
確信しました。買うべきなのはこの椅子だと。
買った椅子は返品し、新たに予算超えの椅子を買う
その白い椅子を見かけたときは、「わーやっぱり素敵!」「いつか買いたいな」くらいで済ませていたのですが、ひと晩寝て起きたらその椅子を買うことが決まっていました(脳内で)。
そして、既に買った椅子は、お店には大変申し訳なかったのですが、未開封のまま返品することにしました。
大型の荷物でしたので、かかった送料が痛かったです。
家計を脅かすものでなければ妥協はお勧めしない
今回学んだことは、本当に欲しいものがある場合、妥協したらいけないんだな、と学びました。
何でもかんでも欲しいものに関して妥協せずにやっていたら家計が立ち行かなくなるのでお勧めしませんが、自分が大切だと思って価値を見出せるものならば思い切って買うのも選択肢のひとつです。
家計を脅かすものではないのなら、そして本当に必要なものならば、妥協して別のものを買ってもどうせ気に入らなくて買いなおすことになります。
初めてtheoryでパンツを買ったときにしっかり学んだはずだったのに・・・。
おかあさん、何を学んだの?
おかあさん、賢くなったの?
そうだよ。アウトレットとはいえ
theoryで初めてパンツを買ったときは
それまでと価格帯が違うから
ものすごく悩んだんだよ・・・。
それでそれで?
でもね、結局そのパンツは
7年以上履いているよ。
いまもね。
妥協して買ったものでも、自分が納得してウキウキで買うなら全然問題ないのですがね。
今回の椅子の件は「本当はあれが欲しいけど、仕方なくこれを買う」みたいな感じで、買っても正直全然楽しみじゃなかったし、あーあれが来るのかぁ・・・みたいに本心では感じていたのです。
開封前に気づけたこと、送料だけで済んだことは幸運だったのでしょう(でも業者さんに迷惑かけてしまった・・・)。
欲しいものが高くて迷うときは
・そもそもそれが本当に必要なのか→NOなら買わない
・高いお金を支払っても価値のあるものなのか→NOなら買わない
・妥協して安いほうを選んでもその買い物にワクワクを感じるか→NOなら買わない
・本当に欲しいほうを買っても生活が苦しくはならない→YESなら買うことを検討する
この一連の話を義姉にしたところ、実は兄も似たようなことを何度もやっているとか。
え・・・、血筋?
本当に欲しいものだけを手に入れよう
以前、本当に欲しいモノだけを買えば本来ならモノは増えないという記事を書きました。
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どうしてそれが欲しいの?買ってしまう3つの理由。本当に欲しいものだけを買えばモノは増えない
ミニマリストを目指して、家の中の整理を続けています。 不要なモノを手放すのはもちろん、無駄なモノを買わないように気をつけていますが、最近ちょっと気づいたことがあるのですよね。 これ・・・どうして買った ...
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わたしたちは、自分でも気づかないうちに本当は欲しくないモノまで買ってしまっている。だからたくさんのモノに囲まれていても幸せを感じないのだと・・・わかっているはずなのに、見事に自分も引っかかってしまっていました。
改めて、改めて自分の思いや感情を認識する大切さを学びました。
憧れの椅子は半分オーダーなので届くのが1カ月後になりますが、今から楽しみで仕方ありません。
お金を使うなら、やっぱりそういうことに使うべきだと反省しております・・・。