今回、ヴェネツィアで行きたいところがふたつありました。
ひとつは、サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂。ティツィアーノの祭壇画「聖母被昇天」がある教会です。
もうひとつは、ヴィヴァルディの記念館(と、されているところ)場所はつきとめたものの、詳細不明です。
結果的には、ヴィヴァルディのほうは行けませんでした。ツアーの時間もあるので、訪ねる時間的余裕がありませんでした。。。無念。
今回は、サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂について書きたいと思います。
サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂
15世紀に完成したゴシック様式のカトリック教会です。
サンタルチア駅から徒歩15分くらいです(迷わなければ)。
たたずまいは地味ですが、中は豪華です。
入場料は€3/ひとり。カードでも支払えます。
今回、アカデミア美術館まで行く時間はないだろうと訪問をあきらめました。が、ティツィアーノの代表作である「聖母被昇天」はみてみたい・・・。
この本の表紙で、とても惹かれました。
中は静かでひんやりしています。
翼のあるライオンの像も。
※翼のあるライオン・・・聖マルコをあらわす、ヴェネツィアのシンボル。ヴェネツィア中いたるところにあります
ティツィアーノの聖母被昇天
祭壇の正面から進んでいくと、みえてきました。
天井も素晴らしいです
ただただため息が出ます。周囲から差し込む光が、色彩の鮮やかさを引き立てています。
しばらく見とれてボーっとしちゃいました。
ティツィアーノはこの教会に埋葬されています。ミケランジェロによると「デッサン力がいまいち」とのことでしたが、多くの傑作を生みだしました
ベッリーニの聖母と諸聖人
主祭壇の右手奥には小さな祭壇があり、ベッリーニの祭壇画があります。
こちらもお見事。やはりブルーがきれいだと華やぎますね。
窓も美しいです。
カノーヴァの墓碑にもライオン
教会に入ってすぐ左手のカノーヴァの墓碑にも翼のあるライオンはいました。
立ち寄ったのは30分余りでしたが、人が少なく静かに過ごすにはとてもいい場所でした。
それにしてもあの祭壇画はすごいです。もう少し長く、座って見たかった・・・。そして、再び見に行きたいです。