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無職期間を使って大規模片づけ。手放したくないという気持ちは思い込みだと知りました

2025年4月28日

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少し前に、1年半続けた派遣社員の仕事を辞めました。

楽しく働ける職場だったので、自分としては残念に感じています。
しかし、次の仕事が思いのほか早く見つかったので「えい!」と動くことにしました。

次の仕事が始まるのは5月中旬。約ひと月なにもない時間ができました。

そんな中わたしが着手したのが、「家の中の片づけ」。
これまで忙しさにかまけて、見ないふりをしてきた引き出しや棚。改めて見ると、あれもこれも要らないぞ、と。

同時に、これは手放せないよね、と思うものもたくさんありました。

カナダ留学中に使っていた、厚い教科書。がんばった自分の証。

大切に使っていたシンガーのミシン。お裁縫が大好きで、学生時代の服は半分以上自分で縫っていました。

しかし、両方とも捨てました。

今回は、片付けをする中で、絶対捨てられないと思っていたものを、案外簡単に手放せてしまった経験について書いていきます。

捨てたいんだけど、捨てられない。
ものを減らしたいけど減らせない。

そんな悩みを持つ方の助けになればと思います。

このブログは、50代でミニマリストを目指す筆者が、暮らしをシンプルに整えながらやりたいことに挑戦するゆるゆる日常ブログです。のんびり気楽にお読みいただければと思います☕️

明らかに不要な書類をゴソッと処分

まずは、明らかに要らない書類をかなりの量捨てました。

過去の離職票、医療費の領収書、両親の相続時の書類の一部(さすがに25年経てば要らないでしょう)。

金融機関からのお知らせ、もう使っていない家電の取説(最近はアプリもありますし)。

なんとなく保管していたセミナーの資料、過去の勉強時に使っていたノート。

バリバリ破って、シュレッダーにかけました(アイリスオーヤマの卓上シュレッダー、使っています)。

45リットルのゴミ袋2つ分、自分でも驚くくらいの量でした。

しかし、捨てた後のスッキリ感と言ったら!!✨️

書類等の紙類は、要る要らないがはっきりしているものが多く、手放すハードルは低めですね。

キッチンにあった無印のユニットシェルフよ、さようなら

キッチンに置いていた、無印良品のステンレスユニットシェルフ(幅58センチ・高さ175.5センチ)を撤去しました。

大切にしている木のラジオや、同じく無印良品のポリプロピレンの引き出しを置いて、薬や日用品、文房具などを入れて使っていました。

しかし、作り付けのパントリー(1畳分くらいの広さ)を整理したら、その引き出しをまるっと入れられる余裕ができたため、パントリーに移動しました。

そして、他の部屋で使っている同じく無印良品のステンレスユニットシェルフ(幅86センチ・高さ175.5センチ)を、幅58センチのシェルフに入れ替えました。

余ったのは、86センチ幅のユニットシェルフ。

もう手放そうかなと思ったとき、目に入ったのは大きな本棚。175センチ、幅70センチの立派な本棚です。しかも2台。

現在のマンションに入居したときに買ったものです。手放すことはないだろうと思って買ったのですが・・・。

ふと、「これ、もしかして要らなくない?」

大きな本棚2台を手放すことに(本棚にとってはもらい事故?)

ゴールとしては、本棚2台を手放して、代わりに無印のステンレスユニットシェルフを使うこと。

その本棚と無印のシェルフで比べると、キープしたいのは圧倒的に無印のシェルフだったんですよね。

ただ、本棚2台分のものを1台のシェルフに入れ替えるのは、簡単ではありませんでした。

大幅にものを減らしていかないと、入れ替えは絶対に不可能です。

さらなる書類の処分と、書籍の見直しが必要となりました。

留学時代の教科書をついに手放す

改めて本棚を見ると、使っていない本が大量に溜まっていました。

わたしにとっての悩みどころは、カナダ留学時代に使用していた教科書。

語学学校にいた頃の英語のテキストはすべて手放しているのですが、問題はビジネススクールにいたときの本です。

カナダの教科書は、大きい、厚い、そして重い。
(TOEIC公式問題集が2冊重なったくらいの大きさで、すべてカラーです)

しかし、本棚に置いてあるとなんかカッコいい。カッコよく見える✨️

でも使っているか?といえばそうではない。

「過去の栄光」なんですよね、結局。

かつては12冊あった教科書たちも、3冊まで減らして手元に残しておいた分です。
無理に捨てることもないかなと思いましたが、えい!とリサイクルに出しました。

これからのわたしは、未来を生きるんだ。

教科書以外の本もまるっと処分

カナダ時代の教科書の他には、過去に読んでいたものの、しばらく開いていない本を手放しました。

 人から勧められて買ったものの、あまりピンとこなかった本。

 本屋さんでなんとなく買った本。

 勉強しようと思って買ったものの、全然続かなかった本。

14冊を古本屋さんに売り、1800円になりました(一気に手放したくてメルカリしてる時間がないので)。

そのうちの2冊は、好きな本だったのでKindleで買ってから手放しました。

夫の本はもともと少ないのですが、今回文庫本を30冊以上捨ててくれました。

学生時代に買ったという古い本で、ほとんどはもう変色し、中になにか住んでいてもおかしくないほどの様相です。

実はわたしの文庫本もそのくらいの古さなのですが、なんといっても大切な「赤毛のアン」シリーズなので絶対に手放すことはありません(しかしその後手放すことに)。



長年ぐずぐずしていた愛用のミシン、さようなら

今回いちばん厄介だったのは、ミシンです。

小学5年生で一人ミシンデビュー。母のミシンを借りて、それはそれはたくさんのものを作りました。

いちばん覚えているのは人形です。

40センチくらいの結構大きな人形を、ニットの生地で作り、シーチングのかわいいお洋服も縫いました。

記憶にあるのは、大高輝美さんの本を見ながら作っていたこと。

その後、布製のバッグ、小物入れ、巾着バッグ(中学生の頃大流行でした)、そして最終的に服を作るようになりました。

実家を出てからミシンは持っていなかったのですが、15年ほど前にふと思い立って購入し、スカートやブラウスなどを縫いました。

シンガーの結構いいミシンでした。ユザワヤ仕様?
ジグザグ縫い、ボタンホール、ファスナー付け、なんでもござれの高性能ミシンでした。

が、使う時間がなかったのですよねぇ・・・。

「また使うかも」と思い続けていたものの、実際にはずっと棚の奥に眠ったままのミシン。

手放すか、キープするか、簡単に答えが出せず数年迷い続けてきました。

そんなある日、ふと「ミシンを使う時間があったら、もっとバイオリンの練習がしたい」と思ったのです。
その瞬間、自然に「もう手放そう」と心が決まりました。

今後、縫い物がしたくなったら、ミシン不要の刺繍とか、編み物とか、そういうのにしよう。

手放すと決めたあと、試しに動かしてみたら、動作が不安定ですでに壊れていました。
買取りに出そうか、姪に譲ろうか、あれこれ考えていた自分が、恥ずかしくなりました。

ジャンクじゃん・・・・💧

「使えないものに、こんなにも執着していたんだな」と苦笑いしながら、静かに感謝を込めてミシンに別れを告げました(区の回収、900円)。

卒業アルバムを捨てることに

長年手放したくなかったミシンを捨てることになり、

手放さないだろうと思っていた本棚も手放すことになり、

結構捨てられるものだな、と思って、ついに卒業アルバムを捨てる決心がつきました。

実は小学校のときのクラス会をしようと思っていたので、それまでは残そうと思っていたのですが。

小学校のとき一番仲良くしていた友達が、昨年(2024年)亡くなっていたことを年末に知りました。

彼女にはコロナ前に、ミニクラス会と称して恩師とクラスメイト3人で昼食会を開いたときに会っていました。

次はもっと大勢を呼んで集まろうね!と言って別れたものの、すぐにコロナ禍。

コロナが明けても、わたし自身の入院やら旅行やらいろいろあって先延ばしにしてしまい、再会は叶いませんでした。

大規模のクラス会を開くまで、卒業アルバムは持っていようと思っていましたが、彼女の訃報を受けてすっかりモチベーションが下がってしまいました。

本当に親しい人とはすぐに連絡を取れるし、恩師ともつながっているので、いま卒アルを捨てても問題はありません。

クラス会・・・、開いてもいいけれど亡くなった彼女のことを話さないといけないと思うと悲しすぎて。

そんな事情で、予定よりは早めだけれど卒業アルバムを捨てることにしました。

卒業アルバム自体のことを言えば、もう見ないし、重いし、大きいし、なんならわたしの名前の漢字が間違って掲載されているしで散々でした。

仲がよかった子との写真はスナップで何枚も持っているので、大きなアルバムはもう要りません。

個人で依頼できる溶解サービスに申し込んで、処分することにします。

ついに赤毛のアンともお別れの決心を

ここまで家の中を片づけて、捨てられない、手放せないと思ってきたものを割と手放せるものだなと気づいたわたしが、最後に手放す決心をしたものが、赤毛のアンシリーズの本でした。

40年近く前に揃えた、村岡花子版の赤毛のアンシリーズ全10冊とパットお嬢さん(銀の森のパット)。

年季の入った文庫本です。中のページももう茶色くなっていて、昔の本ながらの文字の小ささと読みづらさ。

これが味だとも思うのですが、上に書いた夫が手放してくれた古い本と比べても、状態がひどい💧

古い本は虫が出たりもしますよね。大好きな本がそんなことになったら耐えられません。

「新たに買い足しながら読み直そう」と決めました。

愛着のある本ですが、ものには寿命があります。

永遠に持ち続けられるわけではありません。

書い直してまでも、持ち続けたいと思えるものに出会えたことも、また嬉しいものです。

新たな楽しみが増えたということで・・・❤️

家の大片づけまとめ

片づけをしながら、私は静かに確信しました。

もう、たくさんのものはいらない。
これ以上ものを管理することに時間と手間をかけたくない。

55年生きてきたわたしには、ものがなくても思い出せる大事な思い出もある。

これからは、元気な身体を維持することと、フットワーク軽く動けるだけ動く、ということを目標に生きていきたいです。

ミニマリストには程遠いけれど、ものにとらわれて動けないほどでもないという今の状態がいちばんいいのかもしれません。

思考停止で「これは絶対手放せない」と思っていたものが、改めて考えると割と手放せるものだと気づいたことは大きな発見でした。

次にやってくる、大きな片づけウエーブを待ちながら。

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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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