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【子宮頸がん円錐切除術体験記録①】健康診断〜手術を決めるまで

2024年5月15日

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2024年5月、子宮頸部の円錐切除手術を受けました。

術後の経過も良好、体調もいいのですが(現在術後6日目)、入院・手術が初めてだったこともあり、自分では気づいていない心身のストレスもあったことと思います。

この経験を忘れないように、備忘録として体験を綴っていきます。

円錐切除の手術を控えている方、経験者の生の声を探している方の助けになれば幸いです。

このブログは、50代でミニマリストを目指す筆者が、暮らしをシンプルに整えながらやりたいことに挑戦するゆるゆる日常ブログです。のんびり気楽にお読みいただければと思います☕️



2022年12月 健康診断でASU-USの結果が出る

2022年12月、毎年受けている健康診断で、ASU-USの結果が出ました。

ASU-USとは、子宮頸がんの細胞診で「細胞に異常が見られる」状態。より詳しい判断のための精密検査が必要です。

健康診断から10日ほど経ったある日、健診センターの看護師さんから電話がありました。

「子宮頸がん検査の結果に異常があり、精密検査が必要と出ています。すぐに婦人科を予約してください」

わたしは驚きましたが、もっと驚いたのはその看護師さんの語気がとても強かったことです。

「絶対、ぜったいに放置しないでください。そのままにして大変なことになる人がたくさんいます。必ず、すぐに検査の予約を入れてください」

年末だったので、すぐに1月の予約を入れ、次の検査に進みました。

※要精密検査の状態になってから、入院手術をするまで約1年半。自覚症状はまったくありませんでした。これだと、放置しちゃうっていうのもわかる気がします。だって、元気なんですから。

2023年1月 HPV検査でハイリスクと診断される

年が明けてほどなく、女医さんのみの比較的新しい婦人科に行きました。

そこでは、HPVの種類を確定させる検査をしました。

子宮頸がんの原因は、HPV(ヒトパピローマ)ウィルス感染とわかっています。そのうちの10数種類が子宮頸がんに関わっており、ハイリスクHPVと言われています。

ハイリスクHPV:16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68
出所:慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト

まずは、ハイリスクHPVに感染しているのかを検査する必要がありました。検査自体は、いつもと同じような検査で、痛みなどは特にありませんし、すぐに終わりました。

そして、わたしはこれでハイリスクHPVの31に感染していることがわかったのです。



コルポスコピー検査でさらに調べる

ハイリスクHPVに感染していることがわかると、次の検査に進みます。

コルポスコープ(拡大鏡)を使った組織診で、コルポスコピー検査と言われています。

これは、異常がありそうな部分の組織を取って、病変の程度を調べる検査なのですが、それまでの細胞診とは違い、痛みがある少し長い検査とのこと。

人によっては痛みで倒れてしまう、なんて書き込みを目にして、かなり緊張して検査に臨みました。

しかし、実際は思ったほどではなく、先生がうまく声をかけながら進めてくれたので、覚悟していたほどまでの痛みは感じませんでした。時間は10分くらいだったでしょうか。

ただ、出血はたくさんありますので、先生のお話に従って、帰宅後に自分で処置する必要がありました。

2023年3月 中等度異形成と診断される

上記の検査を進めるうちに、気づくと3月になっていました。

コルポスコピーの結果は、「中等度異形成」CIN2 と呼ばれるものです。

異形成は、程度により、軽度異形成(CIN1)、中等度異形成(CIN2)、高度異形成〜上皮内がん(CIN3)に分かれます。

このうち、CIN3は早期の治療が必要となりますが、CIN1とCIN2は自然になくなることもあるため、経過観察とされることが多いようです。

わたしは、異形成と診断されたのが人生初だったので、一般的にはすぐにがんになることは考えにくいうえ、この段階だと手術などの治療も病院によっては断られることもあるとか。

直ちにアクションは不要、ということで3カ月ごとの検査を含む経過観察をすることに決まりました。

2023年4月 中等度異形成のまま

治療方針(経過観察)が決まったばかりでしたが、前回の細胞診(1月)から3カ月経っていたので、再び細胞診を受けました。

細胞診は、健康診断で受けるのと同じ検査のため、コルポスコピーのような痛みはありません。

結果は前回と同じ、中等度異形成のままだったので、同じくモニタリングを続け、3カ月後にまた検査をしましょうとなりました。

2023年7月 NILM(陰性)の診断

3カ月後の検査を2023年7月に受けました。

そこではなんと、陰性の結果。

CIN2は自然治癒することもある、と聞いていたので本当にそんなことあるんだ!とすごく嬉しく思いました。

と、同時に、この経過観察のために2023年のカナダ行きを見送ったという経緯があるため、複雑な思いでした。

「これなら旅行行けたなぁ・・・・」

もちろん、病気でないことがいちばんなのですが、呑気にそんなことを考えていました。

次は、10月の検査です。

2023年10月 HSIL 高度異形成の疑いありの診断

そんな感じで気楽に受けた10月の検査(細胞診)で、高度異形成の疑いありと出たときは本当に驚きました。

HSIL(中等度異形成か高度異形成)。

どちらにしても、大きな病院でより詳しく診てもらう必要がある、ということで大学病院への紹介状を書いてもらいました。



2023年11月 ふたたびコルポスコピーと子宮体がん検査

友人のつてで婦人科のいい先生を教えてもらい、その先生あての紹介状を持って、大学病院の門をくぐりました。

前回の検査で高度異形成の疑いありと出ていたので、再びコルポスコピー検査を受けることになりました。

さらに、追加で子宮体がんの検査も(こちらは陰性でした)。

前回、思ったほどに大変な検査ではなかったため油断していましたが、この時受けたコルポスコピー検査は、しっかり痛く、なかなか大変でした。

ただ、やはり先生がうまく声をかけてくれていたので、痛いながらも安心感はありました。

治療のため、自分の身体のためです。多少のつらいことは仕方ない!そう思って検査を終えると、検査室のベッドでしばらく横にならせてもらい、看護師さんたちの手厚いフォロー(身体にもこころにも)を受けることができました。

先生を始め、とにかくみなさん優しいのです。

検査を終えてヘロヘロに弱っていた身としては、本当にありがたかったです。

このときの結果は、同じく中等度異形成。

自分としては、高度異形成(上皮内がん)を覚悟していたので、拍子抜け。また3カ月ごとの検査と経過観察です。

しかし、もう1年以上同じ状況でグダグダしていたので、「もうそろそろ切ってもいいのかな」と考えていました。

2024年3月 手術を決める

前回は経過観察で、治療を見送っていたため、先生にも手術を検討していることをお話しました。

・もう同じ状況が1年以上も続いていること
・手術を受けるなら、年齢が少しでも若いうちがいいと考えていること

そして、先生も同意してくださって、手術(円錐切除術)を受けることが決まりました。

手術は2024年5月のGW明け

子宮頸がんの治療では、レーザーと子宮頸部円錐切除術がありますが、その病院では円錐切除術しかしていないとのこと。

わたしはもう出産する年齢ではありませんので、より詳しい診断ができる円錐切除術を選ばない選択肢はありません(出産を希望される方にはデメリットもあるとか)。

入院は2泊3日。手術は30分程度の小さなものでそこまで身体に負担ではないが、全身麻酔で行う、という説明を聞いて、GW明けの5月に行うことになりました。

手術前の1カ月以内に風邪をひいたり、喉を痛めたりすると、全身麻酔に悪影響があるので、くれぐれも気をつけてくださいと説明があったため、今年のGWは地元で大人しく過ごすことが決定。毎年行っている高尾山登山もおあずけとなりました(ほかにも楽しいお誘いをいただいたのですが、全部お断りしました💧)。

54歳で初めての入院手術、いったいどうなるのでしょう?緊張が続く生活の始まりです。

ちなみに・・・・、
日本では中等度異形成(CIN2)は経過観察対象ですが、アメリカでは治療対象になっているとどこかで読みました。日本人は真面目だから、経過観察と言われれば大人しく従うけれど、アメリカでは無視して放置してしまう人が多いのだとか。だから、CIN2=すぐ治療 なんだそうですよ。

続きはこちらです。


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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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