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【子宮頸がん円錐切除術体験記録③】入院〜手術が終わるまで 水分制限でひどい頭痛に

2024年5月17日

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2024年5月、子宮頸部の円錐切除手術を受けました。

術後の経過も良好、体調もいいのですが(現在術後8日目)、入院・手術が初めてだったこともあり、自分では気づいていない心身のストレスもあったことと思います。

この経験を忘れないように、備忘録として体験を綴っていきます。

円錐切除の手術を控えている方、経験者の生の声を探している方の助けになれば幸いです。

このブログは、50代でミニマリストを目指す筆者が、暮らしをシンプルに整えながらやりたいことに挑戦するゆるゆる日常ブログです。のんびり気楽にお読みいただければと思います☕️



入院1日目 病棟では手持ち無沙汰な時間が続く

前回は、手術を決めてから入院の準備をするまでについて書きました。

入院当日(1日目)は、お昼の12時半〜13時くらいに来てくださいと言われていました。

まず、会計窓口で医療費保証サービスに申し込みました。

これは、入院費用が万が一支払えなくなったときのための保険で、1回掛け捨てで5,000円です。別世帯の連帯保証人を付ければ不要なのですが、今回は誰にも知らせずの入院だったため、うちはこのサービスを使いました。

その後、入院の手続きを済ませ病棟へ。

病棟の入口に行くと、すぐに検温、身長と体重の計測があり、フルネームと生年月日、血液型が書いてあるネームタグを付けてもらい、病室へ案内されます。

看護師さんと院内のスタッフさんに病棟の内の案内をしていただいてから、自分のベッドで身支度をしました。

別に体調が悪いわけではないので、パジャマを着るのもどうかと思ったのですが、どうしていいかわからずパジャマに着替え、しばらく読書をしていました。

病室は、無償の4人部屋。無償の部屋では、テレビや冷蔵庫を使う時は課金されます(カードを買う)。今回は3日の入院だったため、どちらも使いませんでした。

各ベッドにはぐるっとカーテンが付いており、どなたも閉め切っていたためプライバシーは守られます。

身支度を整えた後は、夕食、シャワーの時間までしばらくすることはありません。

入院って・・・・暇・・・・・・。

そう思いながら、ベッドの上でストレッチをしたり、新しいブログのサイト設計をしたり、本を読んだりしていたら、次々と訪れる人がありました。

看護師さん、薬剤師さん、麻酔科の先生、病棟の先生、主治医の先生、次々に訪れる人々

翌日に控えた手術のため、病棟の看護師さんが説明と確認に来てくれました。
まずは、転倒とせん妄(脳の機能不全による意識の混乱。全身麻酔を受けると起こりやすい)の説明。

その次は麻酔科の先生です。
わたしが(というより多くの人が)いちばん不安に思っているであろう、目覚めない可能性についても丁寧に「目覚めないということはないのでご安心ください」と説明してくれました。

次は薬剤師さんです。お薬手帳を見せて、過去にアレルギー反応があった薬はないか、薬以外のアレルギーはないか訊かれました。

そして手術室担当の看護師さんから、手術の流れの説明がありました。

次は病棟の先生から簡単に手術の説明があり、最後に主治医の先生から体調の確認、開始予定時間などの説明がありました。

何度も訊かれたのは、名前とアレルギーの有無。間違いを防ぐために確認に確認を重ねます。

改めて、たくさんの人の助けがあって治療が進んでいくのだと感じました。

(しかも、関わる人全員が優しくてフレンドリーで、とても心強かったです)

18時の夕食とシャワー、21時以降の飲水禁止

18時に夕食が出ました。

お腹が空いていたのもありますが、とっっても美味しかったです✨

ごはんの量が150gもあって驚きましたが、全部食べました。

味付けはどれも薄めで好みだし、フルーツはなんと、マンゴーでした🥭

19時半にシャワーを浴びて(手術前日はシャワーを指示されます)、21時以降は水を飲むことはできません。

水の代わりに、アクアファンというOS-1のような経口補水液200mlを3パック、翌日の10時までに飲み切るように渡されました。

(実は21時20分に間違ってペットボトルの水をひと口飲んでしまったので、慌てて捨てに行きました)

22時に消灯し、その後は何とか寝付くことができました。

手術直前にすごい頭痛に襲われる

翌朝6時に起床。明かりが点くのは6時半です。

14時過ぎの手術のため、朝食も昼食もなし。

許されたのは10時までのアクアファン(りんご味と言うけど微妙な味)。

お昼頃までベッドでのんびりしていたのですが、少し頭痛を感じて、様子を見に来てくれた看護師さんに伝えました。

それが、12時半頃にかなりすごい頭痛になってきて、生あくびを連発、少し吐き気も感じる・・・。ナースコールで看護師さんを呼んで、少し脱水+低血糖かも、ということですぐに点滴を受けることになりました。

本当なら、14時前には手術着への着替え、準備が始まる予定でしたが、全然呼び出しがありません。

14時に病棟に着いていた夫もかなり長い時間待たされて、結局15時20分頃に手術室へ向かうこととなりました。

手術着を着て、ショーツの代わりにT字帯(←今回始めて存在を知りました)を履き、脚は着圧ソックス(血栓・エコノミークラス・シンドロームを防ぐため)、頭はビニール製の帽子を被り、準備をしていると、主治医の先生が病室に現れ、「じゃ!手術室でお待ちしてますね!!」と颯爽と去っていきました。

先生、明るい!この感じ助かるな✨

ついに手術室からの呼び出しがあり、看護師さんと、散々待たされたかわいそうな夫と、点滴のスタンドを持ちながらエレベーターに乗ると、鏡に写った自分の姿がはっきり見えました。

「うわ〜!病人って感じですね」

思わず声に出てしまいました。

点滴のおかげか、その頃には頭痛はすっかり治まっていました。やっぱり水分不足はつらいです。



ついに手術室へ!全身麻酔を受ける

病棟から手術室までは、看護師さんと夫と一緒に歩いてエレベーターで移動しました。

手術室がある階に着いて、すぐに夫とはお別れ。彼は家族の待合に行きました。

手術室に入ると、そこではたくさんの人が忙しそうに動き回っていました。

思ってたのと違う・・・・。

わたしの持っている手術室のイメージは、シーンとしていて、暗くて、なんだか怖い、だったのですが、実際は生き生きと働いているスタッフさんたちで、とても活気がありました。

送ってくれた病棟の看護師さんと手術担当の看護師さんと、再び名前、アレルギーなどの確認があったのですが、適度に世間話を混ぜながら話してくれるため、緊張がほぐれていきます。

努めてリラックスした雰囲気を作ろうとしてくれていることに、こころから感謝しました。

そして、いよいよ手術室へ案内されます。点滴スタンドを連れて手術室へ入ってみると、細いベッドがひとつ。

周りはたくさんのスタッフさんがこれまた忙しそうに動き回っていました。

思ってたのとぜんぜん違う・・・・・。

看護師さんに促され、ベッドに横たわりました。

細いベッドだったので、落ちないか心配しましたが、手術中に寝返りは打ちませんものね。このサイズでも、人間の身体には十分なサイズなんだな、と妙に納得してしまいました。

横になると、おふとんをかけてくれるのですが、それがすごく温かくて気持ちよかったです!

「温めておきましたが、いかがですか?寒くないですか?」と確認もしてくれました。

その後は、両腕にいろいろ付けられて、おでこにもテープでいろいろ貼られ、手術着をテーブルクロス引きの要領で脱がされて、いつ麻酔の薬が入ったのかもわからないまま「すぐに眠くなりますよ〜」という声を聞いたのを最後に、記憶が途切れました。

全身麻酔は気持ちいいの真相は?

誰かに肩を叩かれて目が覚めました。

しかも、かなりクリアにパカッと目が開きました👀

「終わりましたよー」と声がかかりました。時間は17時くらい。

担当の先生から、手術は無事に終わったこと、出血も少なく安定していることを告げられました。

よかった・・・。と思いながら、同時に思ったのは「わたし、すっごく良く寝たわ」

そう、わたしに全身麻酔が気持ちいいと話してくれた彼女は、正しかったのです。

身体に合わないなどでつらい思いをする人もいると聞かされていた全身麻酔は、ありがたいことにわたしには大きな影響はなかったようです。

病室に戻ってから装置が外れるまでの3時間

ストレッチャーで病室に戻り、半分自力でベッドに移ると、両脚にマッサージ機のようなポンプ?が付けられました。血栓を防ぐために3時間つけっぱなしだそうです。

また、酸素マスクのようなものを口の上に載せられました。

頭を高くするのはNGということで、バスタオルを枕代わりにするのですが、看護師さんがわたしのクローゼットを開けて「バスタオルありません」と言っているのが聞こえました。

「あ、その薄い布がタオルです・・・。麻の大きな布」と伝えて、枕代わりに頭の下に敷いてもらいましたが、ペラッペラでまったく厚みがないため、枕というか・・・。ただの布でした。

左腕には点滴、右の人差し指には心電図。身体にもテープでいろいろ貼ってあります。

膝を立てたり、左右を下にして横になるのはOKですが、3時間はこのままの状態で休んでください、3時間経ったらお水も飲めるのでがんばってください。と言われ、さらに「手術の時間が遅れたので、今晩の食事も無しになりました」と言われ、心底がっかりしました。

そう、わたしはとてつもなくお腹が空いていたのです。

マッサージ機は足元でガンガン動いてるし、トイレも行けないし(気づいてなかったけど、尿道カテーテルがつながってました)、眠くもないし(全身麻酔でよく寝た)、この状態で20時までか・・・。

夫に「座らない?」とベッド横の椅子を勧めましたが、なかなか座ってくれません。

面会は病室内で30分間のみのため、手術前に病室に入らないで、手術後にゆっくり時間を取ったほうがいいですよね、と気遣いをしてくれた看護師さんの助言もあり、夫は手術前は病棟の外のベンチで待ってくれていました。そのため、手術後は病室でゆっくり夫と過ごせるかなと思っていたわたしですが、「仕事に戻りたいなんだな」と察知し、水だけ買ってきてもらって帰るように言いました。

手術まで散々待たされて予定が狂ってしまったので、申し訳ないな、という気持ちもありました。夫は自営業だし忙しそうだし、付添の時間を取ってくれただけありがたいことです。

手術後に夫とゆっくり・・・と思っていたので拍子抜け。まあこれも想定内ではありましたが、滞在時間8分かい!!

思ってたのと違う!!!💧

助かったのは、術後の痛みを全く感じず、わりと気分がよかったことです。頭もスッキリしていたので、YouTubeやポッドキャストでいろいろ聞きながら3時間を過ごしました。

つづきはこちらです。

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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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