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【イタリアに行こう♪22】さよならヴェネツィア。美しい夕暮れと美味しいカフェラテatサンタルチア駅

2020年1月31日

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楽しみにしていたゴンドラクルーズが、実はとんでもない恐怖体験だったと知った夫のお腹は、昼間食べたパスタからの執拗な攻撃を受けてとても弱っていました。駅の近くで暖かいところに座って休もうと、Googleマップを駆使してずんずん進み、サンタルチア駅まで戻ってきました。

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とはいえ、夕暮れ時で陽が沈みきる直前です。だんだん暗くなる空と、運河に灯りが映ってキラキラと輝く水面、昼間とは違う美しさです。


よく見ると空には三日月が


どんどん暗くなり、景色が青くなっていきます


一秒ごとに変わっていくような気がします。
写真はすべて駅前のスカルツィ橋から撮ったものです

まだ列車の時間まで余裕があるので、駅近くのカフェにでも・・・と思いましたが、もう暗いし少し落ち着きたいので無難に駅の中のカフェで休むことにしました。

 

サンタルチア駅のカフェでオレンジジュースを買う

スイーツやサンドイッチのケース、奥にコーヒーカウンターがありますが、1階にはスタンディングのテーブルしかありません。座れる席は階段を上った2階にあります。

弱った夫を2階に座らせて、1階に食料調達に行きました。夫の希望はオレンジジュース。わたしはコーヒーと、ちょっと甘いものが欲しい♪

1階にはカフェの他に売店があるのでオレンジジュースを探しに行きました。が、どれがオレンジジュースか全然わかりません。表示がわかりづらいのです。しかも、瓶のうらを見ても、原材料の表示の文字が小さすぎて読めず・・・。あららどうしましょと困ってしまいました。

とりあえずオレンジ色のジュースが入った瓶を持って、隣で品出しをしていたおにいさんに「これ、オレンジジュース?」と訊いてみました。

するとおにいさん、瓶のうらを見てくれて、これはニンジンとか入っているから野菜ジュースだね、と教えてくれました。じゃあオレンジジュースはどれ?と訊くと、これだよ、と指さした先にあったのは濃いサーモンピンクのジュースの瓶。そうだった、イタリアはブラッドオレンジジュースで、日本のとは色が違うんだった・・・、とそこで気づきました。

とりあえずオレンジジュースは無事ゲット。レジでお金を払いました。次はコーヒーとスイーツです。
オレンジジュース€2.5

 

謎はすべて解けた!駅カフェの注文方法。先にレジでお支払いです

ケーキやマフィン、サンドイッチが入ったショーケースをうろうろ見ること数分。チョコレートマフィンを買おうとカウンターの人に声をかけました。すると、レジで先に支払って!と言われました。


これがレジです。混んでますね(^_^;)

なるほど!ショーケースで欲しいものを決めてからレジで支払い、そのレシートを持ってショーケースに戻る・・・、そんなシステムだったのか。フィレンツェ駅のカフェで、レシートを持った人が次々とコーヒーカウンターを訪れてコーヒーをもらっていたのはそういうことだったのか!!

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でも待てよ?自分が欲しいものの名前がよくわからない場合はどうすればいいのだ?実は欲しいものとは違う注文をレジでしてしまったらどうしたらいいのだろう・・・という疑問はさておき、もう一度レジに並んでチョコレートマフィンとカフェラテ分のお金を払い、レシートをもらいました。
チョコレートマフィン€2.5、カフェラテ€1.8

まずはスイーツのケースに戻りマフィンを手に入れました。次はカフェラテです。


結構しっかり甘いマフィンでした。中からヌテラが出てきてびっくり!

 

コーヒーカウンターにはぐいぐい行かないとダメ。日本人は埋もれてしまいます

カフェラテをもらおうとコーヒーカウンターに行くと、さすがコーヒーの本場です、現地人(イタリア人)がわんさかおりました。バリスタ(なのか?)と談笑するイタリアのおしゃれな人々。そこに、童顔のアジア人がひとり。子どもなの?大人なの?よくみるとオバサンなの?みたいなわたしがぐいっと入れるわけもなく、レシートを手にモジモジしていると、後から来るイタリア人にどんどん抜かされます。そして気づきました。

そうか。ここが日本なら店員さんから声をかけてもらえる。何も言わなくても案内されて、欲しいものが手に入る。でもここは日本じゃない。自分から意思表示をしなければ何も手に入らないんだ。自分から声をかけないと、まるで存在しないかのように扱われるんだ・・・。

こらいかん!と思って、ぐっと一歩前に出て、「カフェラテください!」とレシートを見せました。淡々と準備され、はいどうぞ、と渡されました。やった!

きっと今回の旅行でわたしの意識が大きく変わったのはこの瞬間だと思います。

なにもかもがお膳立てされていて、自分からぐいぐい行かなくても「おもてなし」されてしまう日本。

相手のことを察して先回りするのがよいとされる日本。いつのまにか、わたしもそんな日本に甘えていたんだなぁと気づきました。

 

カフェの2階は鳩の休み場?荷物紛失トラブルも見かけました

そんな思いで、オレンジジュースとマフィンとカフェラテを手に2階に上がると、夫は少し落ち着いた様子でした。

一羽の鳩が跳び回り、店員さんに追い出されてひとっ飛びしてまた戻ってくる・・・ショーを延々見せられて和みました。


慣れた感じの鳩がずっと居座っていて、店員さんと攻防を繰り広げているのがおもしろかったです

ここはフードコートのようになっていて、列車を待つ人の出入りが激しく混んでいても案外すぐに席が空きます。そして、混雑しているのでスリも多い・・?のか、荷物がなくなった!と店員さんに伝えている人をみました。店員さんもきちんと聞いていて親切だなぁと思いました。

謎だったカフェの注文方法もわかったし、だんだんとイタリアに慣れてきました。帰りはナポリ行きの赤い電車”フレッチャロッサ”に乗って、フィレンツェに戻ります。

フィレンツェからヴェネツィアへの日帰り旅行。慌ただしかったけれど充実してました!次また行くときまでに、沈まないでください美しい海の都、ヴェネツィア。

あっという間に2日が過ぎ、明日はいよいよイタリア最終日です。やっとホテルの朝食が食べられるー!楽しみです。

 
 
 

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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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