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終了間近、2月3日まで!フェルメール展の楽しみかた

2019年1月16日

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やっと、やっと念願のフェルメール展 at 上野の森美術館に行ってきました。
2018年10月5日~2019年2月3日までと4カ月もあったのに、駆け込みになってしまいましたが行けてよかったです。

今回は、フェルメール展(東京展)の感想と楽しみ方について書きたいと思います。

「真珠の耳飾りの少女」などで有名なオランダの画家フェルメール。現存する作品が35点しかないというのもミステリアスです。今回の東京展ではそのうちの9点が一度に見られるのです!!(ただし、途中で1点入れ替わりがあるので一度に見られるのは8点まで)

チケットの購入方法

今回は「日時指定入場制」ということで、チケットも日付と入場時間を選んで購入します。例えば9:00~10:30の時間指定のチケットの場合、その時間内に入場できます。時間制限はないので何時間でも滞在可能。公式ウェブサイトでは、各入場時間スタート直後には入場待ちの行列ができるので、時間枠内後半の来場をすすめています。

前売り券は2,500円。美術展としてはお高めですね・・・。公式ウェブサイトから購入しようとすると、フジテレビダイレクトへの登録が必要になるので、わたしは、いつも使っているチケットぴあで購入しました。前日にネットで購入し、セブンイレブンで発券してもらって行きました。もちろん、当日会場でもチケットは買えますが、前売りのほうが200円安いです。
チケットぴあからの購入はこちらから→ チケットぴあフェルメール展

入館すると小さな冊子とイヤホンガイドが配られます

9時スタートのチケットを買ったので、10時過ぎに着くように行きました。入場は特に待つこともなく、すぐにとおしてもらえました。チケットをみせると、フェルメールブルーの小さな冊子がもらえます。

展示されているすべての作品についての簡単な説明が載っています。文章のみで絵は載っていませんので、絵が欲しい人は図録(3,000円)がいいですね。図録付きのチケットもあるみたいですが、いつも×がついていてなかなか買えない様子です。

そして、イヤホンガイドは別料金ではなくチケット代に含まれているようです。少しお高めのチケット2,500円も納得です。。でも、ちょっと耳につけるのが心許ない設計・・・? ずり落ちそうに感じますが、そのうち慣れました。そして、最後までずり落ちませんでした^^ ナビゲーターは石原さとみちゃんです。

まずは2階で17世紀オランダ絵画の名作を楽しみましょう

中に入ると、まず階段を登って2階の展示場に誘導されます。そこには、フェルメールが活躍した時代と同じ17世紀の画家たちの名作の数々が。

1オランダ人との出会い:肖像画

2遠い昔の物語:神話画と宗教画

3戸外の画家たち:風景画

4命なきものの美:静物画

5日々の生活:風俗画

というように、カテゴリーごとに大小さまざまな絵が並びます。平日の早い時間なのに結構混んでいて、ひとの頭の間にやっと見て回りました。いくつかこころに残ったものを書いていきます。

「ハールレム聖ルカ組合の理事たち」 ヤン・デ・ブライ 1675年
肖像画のところには、当時の芸術家の集まりである「聖ルカ組合」のおじさん7人が並んだ肖像画があり、それが結構ツボでした。並び方や光の当たり方、持ち道具で力関係があるんだろうなと考えてしまいます。この頃は、貴族のような肖像画を残すのが、貴族以外にも流行っていたそうです。

「本を読む老女」 ヘラルト・ダウ 1631-1632年
風俗画のところにある小さな絵ですが、毛皮や読んでいる本のページが細かく描き込まれていて、近くでずっと見ていたくなります。

「手紙を読む女」「手紙を書く男」ハブリエル・メツー 1664-1666年
こちらも風俗画のところにあります。フェルメールルームに入る前の最後の場所にあります。左側に窓があり、そこから光が差し込んでいるフェルメールお得意の構図によく似ている絵です。女性が着ているガウンもどこかで見たことがあるような・・・。黄色に毛皮! 恋文をやり取りする男女の、対になっている絵です。

「野ウサギと狩りの獲物」 ヤン・ウェーニクス 1697年
順番前後しますが、こちらは静物画のところにありました。展示室に入ると目の前に飛び込んでくる位置にあり、また、大きな絵なのですごく目立ちます。
そして、そして、フェルメール以外で今回いちばん私が印象的だと感じた絵がこれでした。狩られてしまった野ウサギとウズラが描かれているのですが、野ウサギの毛並みの表現が、素晴らしいのです!ふわふわでモフモフ。近くで見ると、一本一本毛が描かれているように見えます。うちのネコ、くるみ(茶白♀ 通称くるさん)の毛並みみたいです。そういえば色も似ている・・・。つい触ってしまいそうな、触りたくなるようなそんな野ウサギのお腹でした。

この野ウサギを見るだけでも十分価値があるフェルメール展です(この野ウサギはフェルメールじゃないけど)。

いよいよフェルメールルームへ

階段を降り、1階の展示室に行くと、壁がフェルメールブルーであることに気づきます。フェルメールルームに行く前のちょっとした休憩室。イヤホンガイドの説明を、ここで聞いておくように、という指示もあります。

その奥の白い廊下のそのまた奥が、今回のメイン、フェルメールルームです。

マルタとマリアの家のキリスト

取り持ち女

牛乳を注ぐ女

ワイングラス

リュートを調弦する女

真珠の首飾りの女

手紙を書く女

手紙を書く夫人と召使い

今回見られたのは、この8点でした。

テレビ番組「美の巨人たち」で2週連続で特集されていたので、予習はしていたつもりでしたがやはり実物をみると違います。その輝き・・・。

が、いかんせん大混雑です。土日はもっとすごいのでしょうが、ひとの頭が大挙しているので、絵の前に行くのに時間がかかるのと、前に行ってもそこまではよく見えません。

・・・というのは、展示室が暗いのと、近づく距離に限界があるのと(あまり前に行くと注意されます)、絵が小さいのです!

特に楽しみにしていた「牛乳を注ぐ女」の牛乳のらせんが見たかったのですが、よく見えませんでしたー。最大限近づきましたが、老眼もありますしね(^_^;)

展示総数は50点弱。あまり疲れません。

フェルメールルームが終わると、すぐ出口です。

正直な感想としては「え?もう終わり?あっさりしてない?」

そう、全部見るのにそこまで時間かかりませんでした。絵の総数は50点弱、そして、滞在時間は1時間に満たないほどでした(人によって異なるとは思いますが)。美術展に行くといつも感じるぐったり感はありませんでした。フェルメール展、ナイス!

これなら、おすすめとされている平日の夜に来ても十分ゆっくり見られたかも・・・。

ショップでは実際に絵に触ることができます

大満足で展示室を出ると、図録やグッズを売っているショップです。

ポストカードやマグネットが並ぶ中、目立っていたのは絵のレプリカでした。リコーの技術で絵画を立体的に複製できるようになったとか。実際に触れてみてください、とさきほどよく見えなかった「牛乳を注ぐ女」の絵が目の前にあります。触ります。筆のタッチまで再現しているという複製画、よく売れていました。8万円くらいだったかな。少し小さめのものは13,000円くらいだったような。

さっき見えなかった牛乳のらせんもしっかり見えて、満足しました。

お菓子もいろいろあって面白かったです。牛乳を注ぐ女が描かれた牛乳パックに入ったミルクキャンディ650円が手軽かな、と思いました。あと、牛乳を注ぐ女バージョンのミッフィちゃん。これは品切れでしたが、ネットで注文ができるとか。オランダつながりですね。
→注文はこちらから

フェルメール展 楽しみかたまとめ

では、たった1回行っただけのわたくしが、フェルメール展の楽しみかたをまとめてみます(意見には個人差があります)。

平日の夜がおすすめと思います
美術館の外にある看板にも書いてありますが、平日の夜がおススメだと思います。そこまでの展示数ではないので、時間がなくても十分楽しめると思います。

昼間なら、時間枠の後半に
昼間に行くなら、時間枠の後半に到着したほうが待たずに入れます。わたしが出たのは10時50分くらいでしたが、11時の入館を待つ人々の行列がながーく続いていました。冬で寒いですし、外で待つのは大変ですよね・・・。

中は暑いし混んでいるので、コートや荷物はロッカーに入れる
ロッカーがあったことに、出てから気づきました(^_^;)
当日券売り場の右手にコインロッカーがありますので、荷物やコートは入れてしまったほうが身軽に鑑賞できます。人が多くて中は暑いのですよ。しかもみんなダウンコートを着てもこもこになってますし。。。。コインは使用後に戻るとなっていましたよ。

絵画観賞用のルーペがあるといい
中で、使っている人がいたのですが、ルーペあるといいですね。遠くからしか見られない絵や、近くで見てもよく見えない画家の仕事をしっかり見られると思います。お持ちの方は是非お持ちになってください。

野ウサギ絶対見てください!
何度も言いますが、野ウサギの絵がすごいです。ぜったいぜったい見てください。触りたくなりますが、触るのはやめましょう。モフモフ関係が好きな人にはたまらないと思います。

以上、たった1回行っただけのわたくしがつづりましたフェルメール展の感想です。

2月3日までのあと2週間余り。大阪展もありますが、東京展よりフェルメールの展示数は少ない様子です。ただ、大阪でしか見られない絵もあるのでそれは魅力的です。

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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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