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【イタリアに行こう♪9】ウフィツィ美術館、鑑賞のコツとカフェでひと休み。そしてオーディオガイド返却の恐怖とは

2020年1月8日

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念願のウフィツィ美術館。チケットを失くして凹んでるはずの夫の、さあ見よう見よう♪と元気な先導について、作品の鑑賞が始まりました。


館内から外を見ると、どんどん増えていく来訪者。やっぱり人気のある美術館なのですねー!

 

ウフィツィ美術館鑑賞のコツはがんばらないこと

ガイドさんが率いる団体客を避けていけば、そこまでの大混雑でもありません。いちばんのコツはそれかも。団体客が通りすぎた後の静寂を狙ってゆっくり見る。あとは、全部をしっかり見ようとしないこともコツだと思います。

ボッティチェリの「春」をふたたび。

わたしはこの絵がとても好きで、どうしてだろう?とよくみてみました。おそらく、果物と散りばめられた花のフレッシュな感じが好きなのだと思います。

そして、このクロリスの体型。親近感を覚えます。ふっくら―。
クロリス・・・西風の神ゼフュロスに触れられている右から2人目の女性。触れられることによって花の女神フローラ(右から3人目の女性)へ変身する。大学の授業で習いました遠い昔に(諸説あります)。

断言しましょう!この「春」の中に花粉症は無い!!!いいなー。

名画のオンパレード。息つく暇もないほど惹きこまれていきます


ヴェロッキオの「キリストの洗礼」


レオナルド・ダ・ヴィンチが担当したと言われる天使のひとり(左)。これを見てヴェロッキオは絵を辞めたといいます。
ダヴィンチさん、やりすぎ。でもお見事。


そしてダヴィンチの「受胎告知」


天使ガブリエルの足元の花も細かくてきれいです


ラファエロの「ひわの聖母」
赤と青の発色がすばらしいです。ルーヴルにある「美しき女庭師」もきれいだけどこちらのほうが鮮やかです。

次々と現れる名画に魅入りながら、憧れの美術館を堪能しました。

3階フロアを見るだけでもぐったりします。時々ベンチに座って休みながら、窓から見えるフィレンツェの景色を楽しみながら、進みました。


ポンテ・ヴェッキオがよく見えました。ヴァザーリの回廊もはっきりわかります。


立ち入り禁止の八角形のお部屋、トリブーナ。


はっきりとメディチの紋章がみえました。壁の深い赤色が素敵なのです

展示室と廊下を出たり入ったりしながら、3階フロア最後のラオコーンまでたどり着きました。

そこを曲がると、カフェがあります。やった!

ウフィツィ美術館のカフェ。テーブルでゆっくり食事です

疲れたところにカフェ発見!!やっと朝食にありつけます。時計を見たら、10:20。お昼には早いけれど、朝食抜きの腹ぺこ日本人には遅すぎます。


この時間で結構混んでいました。カフェの前にはジェラートのワゴンもありましたよ。

本当は外のテラスが気持ちいいのですが寒い!天気と見晴らしはいいけれど風があって寒い!


カフェのテラスからみえる絶景。(でも寒い)


ヴェッキオ宮殿もすぐ近くに!(でも寒い)この時計は合っていません

ので、ショーケースに並んだサンドイッチやパンのウインドーをみてあーだこーだ言っていたら、ウエイターさんが注文を取ってくれて、立って食べたいかテーブルを使いたいかを訊かれ、テーブル希望というとすぐに案内してくれました。


パニーニ大きいですね。


本場のエスプレッソ。少なっ!


エスプレッソに泡立てミルクを入れて飲みやすくなったカフェマキアート

ハムとチーズのパニーニ€6、トマトとハムとレタスのパニーニ€6.5、エスプレッソ€4、カフェマキアート€4、水€3で計€23.51€125円とすると3,000円弱)。結構するなーと思いましたが、空腹が満たされるのが何よりありがたかったです。余った水は持ち帰りましたし。

ウエイターさんも親切で、食事が終わると混んでいるレジの列をスキップしてすぐに会計をしてくれました。カード会計可です。

カフェで英気を養って、トイレを使い(ここには便座ありません。びっくり)、2階のフロアへ行きました。やっと半分の鑑賞が終わった、というわけです。

2階にはカラヴァッジョやティツィアーノがあります

2階には、カラヴァッジョやティツィアーノの作品があります。3階のボリュームに比べればやや大人しいものの、見どころがたくさんあります。とはいえ、芸術鑑賞に疲れてきた人々はやや早足で去っていくので、3階よりは空いています。


ティツィアーノ「ウルビーノのヴィーナス」


ティツィアーノ「フローラ」。この壁の色が絵を引き立てています


カラヴァッジョ「メドゥーサ」
すごい迫力ですこれ。盾上の凸に描かれているのですが、この盾を持って近寄られたらごめんなさいっっ!!って言っちゃいますよね。ただでさえカラヴァッジョは迫力があるのに・・・。


ひととおり見終わって気が済んだため、ショップに行って少し買い物。オーディオガイドを返却して外に出ようと思ったのですが。

オーディオガイドをめぐる人々の熱い闘い。怖いです!

オーディオガイドのカウンターに列が。そして、脇にはSOLDOUTの表示が。いちばん前に並んでいる人とカウンターの係りが何やら揉めている様子です。3組目くらいに私が並んで、その後ろにも返却の身体が大きい白人男性が並んで、その後ろにはオーディオガイドを借りたい人の列が続いています。

「返したいだけなのに」と思っていたら、後ろの男性が、僕も返却なんだよね、と話しかけてきました。「SOLDOUTってなってるんだから、今すぐこれが必要なはずよね」と言うと「まったくその通り」と。そこで、大きな声でカウンターに「返却しまーす!」と言ってみました。するとすぐ前に並んでいた女性が振り返り、わたしが持っているオーディオガイド2台をつかみました。

えっ!やめて!これ返さないと預けたパスポートが帰ってこない!!とすごく焦りました。するとカウンターの人が、NO NO!と言ってくれてわたしに来るように合図をしました。よかった!

オーディオガイドを返却し、無事にパスポートを受け取って、終了。わたしが返したオーディオガイドは、待っていた次の人に無事に渡ったのでしょうか。わたしは予約して朝いちで借りたから在庫があったけれど、予約したのに時間によって在庫切れ、なんてことがあるのでしょうか。謎が残るシステムですが、やはり朝いちの時間に予約を入れたのはよかったんだな、とあらためて思いました。

 

このあとは、フィレンツェを一望できるミケランジェロ広場を目指します。

 

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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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