連休中にやろうと思っていたこと、それは「鉄のフライパンのお手入れ」です。
7年くらい前に買った鉄のフライパン。定期的に焦げ落としのメンテナンスをしています。始めてしまえばすぐ終わるのですが、なかなか思い腰を上げられない・・・。
今回は、3年ぶりに鉄のフライパンを磨き、焼きを入れた(この言い方でいいのかな)ことについて書いていきます。
1時間ちょっとで終わるのですけどね。めんどうで後回しになってしまいがち
目次
鉄のフライパン、いいところ残念なところ
うちでは鉄のフライパンを使っています。合羽橋で買いました。
それまではテフロン製を使っていましたが、寿命が短く定期的に買い換えないといけないため、扱いはめんどうかもしれないけれど、鉄のフライパンに挑戦しようと買ってみました。
鉄のフライパンのいいところは、テフロンのように定期的な買換えが不要なこと。手入れをすればずっと使えます。そして、鉄欠乏性貧血気味のわたしには、鉄分も採れるし(劇的な効果は期待できませんが)、なにより鉄のフライパンが使えるってなんかカッコイイです。
反対に残念なところは、重いところ、定期的にメンテナンス(焦げ落とし)が必要なこと、でしょうか。
フライパンが焦げ付くとどうなるか
鉄のフライパンは、ずっと使っていると焦げ付きが落ちにくくなってきます。表面がでこぼこしてくるのですね。よく見ると、汚れが層になっている・・・ように見えます。
そうすると、料理するたびに汚れがこびりつき、洗うのに時間がかかります。食材がはりついてしまったフライパンはもう悲劇的で、もちろん料理の見栄えもよくありません。餃子の皮がくっついて、片面が皮無しの状態になってしまったり。
まずは磨いてみましょう。やすりで焦げ落とし→仕上げ
では、焦げを落としていきましょう。クレンザーで落とす、というのもやり方としてあるようですが、うちにはクレンザーが無いので、フライパンに霧吹きで水をかけながらやすりで磨きました(霧吹きでなくサッと濡らすだけでもOK)。
・80番のやすり
3年前、工具屋さんでフライパンの焦げを落として磨きたい、と言ったら勧められたのが80番のやすりでした。これを小さく切ってフライパンをこすります。
黒い粉がたくさん出ます。触ると手も真っ黒に。着ているものが汚れないよう注意が必要です。
力が要るので、可能なら二人でやったほうがいいですね。※密に注意
時々黒い粉を落とすために水洗いをし、ふたたび磨いていきます。これを数回繰り返します。
80番のやすりは荒いので、傷ついたような感じになりますがそれで大丈夫です。
・340番のやすり
ふたたび工具屋さんに勧められた、仕上げ磨き用のやすりです。同じように小さく切って磨きますが、80番の時ほど力も時間もかかりません。
340番はあまりメジャーではないようですね。
メジャーな240~400番でも大丈夫だと思います(1回で済ますなら400番かな)。
こういうセットなら、80番→240番→400番とより丁寧にできますね。
80番のやすりで傷ついた表面が滑らかになります。
磨いた後、水で洗うとこのようにピカピカになります。
ここまで30分程度です。汚れ具合、フライパンの大きさ、力の入れ具合によってはもっとかかると思います。
青色(玉虫色)になるまで火を入れて、酸化皮膜をつくる
洗ったフライパンを火にかけ、空焼きしていきます。
火を入れていると、表面が赤っぽくなってきます。フライパンを回しながら全体的に色をつけます。
そのまま火を入れ続けると今度は青っぽい色になってきます。続けて全体が青く(玉虫色)になるまで空焼きをします。
これは酸化皮膜というもので、内部の酸化を防ぐ役割があるとか。
熱し始めて25分くらいで全体が青色になりました。
油を入れて熱し、油膜を作る
次に、フライパンを一度冷ましてから油を入れて熱していきます。
うちにはオリーブオイルしかないのでそれでやりましたが、オリーブオイルではないほうがいいという記事もあります。
油の種類によって効果が異なるようです。どうせなら最適な油でやったほうがいいですよね。化学が苦手なため、詳しいことはわからない・・・。
ふちまで油をなじませて、ピカピカになりました。
鉄のフライパンのお手入れまとめ
では、鉄のフライパンお手入れについてまとめます。
・鉄のフライパンは定期的にお手入れが必要(買換えよりはいいと思います)
・焦げ落とし、仕上げ磨きにはやすりを使う(所要時間30分程度)
・全体的に火を入れ、赤→青 になるまで熱し続ける(所要時間30分程度)
・最後に油をなじませて終わり
・1時間ちょっとで終わるので、気軽にやりましょう(始めると早いです。今回はフライパンの外側は磨いていません)
さっそく、フライパンで焼くといつもくっついてしまう鮭を焼いてみます。
あ、くっついてない!
全然くっつきません。感動!
続いて、たまごも焼いてみます。
お、いい感じです。
つるつるでたのしいです!
きれいに取れましたー!
鉄のフライパンは、油を入れて熱を入れ、煙が出てくるまでよく温めます。わかってたはずなのに、これまで待たずに食材を入れていたのかも・・・と気づきました。
※わたしは料理が得意ではありません。やるけど。
フライパンを使うのがちょっとおっくうになっていたのですが、洗うのも楽になったし、お手入れして本当によかったです。