みなさんご存じですか?
この世には、2種類の面倒くさがりがいます。
「真の面倒くさがり」と「偽りの面倒くさがり」
自分のことを「ほら、わたしって面倒くさがりだから~」と何気なく口にしているあなた。あなたは、いったいどちらの面倒くさがりさんでしょうか。
今回は、本物の面倒くさがりと偽物の面倒くさがりについて書いていきます。
さらに、家が片付かない本当の理由についても掘り下げていきます。
面倒くさがりだから家が片付かないんだよね、と思っている方はぜひ最後までお読みください。
目次
面倒くさがりとは?
面倒くさがりをweblio辞書で調べると、このようにあります。
面倒臭がり:何事も面倒だと考える傾向にある人。億劫がり。
え・・・。これって、みんなそうじゃない?面倒くさいことが好きな人っているの?
うーん。。。いまいちピンときません。
かくいうわたしもとても面倒くさがりです。面倒くさいことは大嫌い。
だからどうするか?そう。面倒くさいことにならないように先回りしてやっつける。
なぜなら、面倒くさいから。
しかし、どうやらわたしのようなタイプは世間では面倒くさがりとは呼ばれないらしいです。
面倒くさいから放っておく
面倒くさいことが嫌いで何もせず、もっと面倒くさい状態に陥る。
それでも面倒くさいから何もせず、さらに面倒くさい状態になる。
それでも面倒くさいからそのままにして、また面倒くさいことになる。
そんな人が典型的な面倒くさがりだと思われていますが、それって本当なのでしょうか?
だって、「面倒くさい状態」を自ら作り出していますよね。
本当は「面倒くさい状態」が好きなのでは・・・。
面倒くさいから先回りをする
反対に、面倒くさがりだから先回りしていろいろ準備したり、マメに片づけをしたりする人もいますよね(わたしもこちらのタイプです)。
他人から見ると「面倒がらずによくやってるね」「きちんとしてるね」などと言われることもありますが、実はそうではないのです。
過去に面倒がってほったらかしにした結果、もっと面倒くさいことになり懲りた経験があるのです。だから、再びそうならないように工夫をしているのです。
確かにおかあさんは面倒くさがりだよね
あれもこれも面倒くさいと思うよ
だから全部捨てちゃったんだよね
いや全部は捨ててないけど
確かに、片付けするのが面倒くさくてモノを捨てまくったことがあります。さらに、管理(洗濯と買替え)するのが面倒だからと、家の中のマット系は使うのを止めました。
「面倒くさい状態」が本当に嫌い。
本当の面倒くさがりは、物事をそのままにはしないのです。
面倒くさがりはいけないことなのか
人間は誰でも面倒くさがりだとわたしは思っています。
だから、面倒くさがること自体に良いも悪いもない。
問題は、面倒くさいなと思ったあとどうするか。ここがポイントなんですよね。
面倒くさがって先回りするのが真の面倒くさがり
面倒くさい状態をそのままにしてもっと面倒くさい状態を生み出す。
それは真の面倒くさがりとは言えません。
真の面倒くさがりは、「面倒くさい状態」を面倒くさがるので、「面倒くさい状態」を生み出す前に何とかします。
モノの管理が面倒だからモノを減らす。
家計管理が面倒だから支出状況をいつもわかるようにしておく。
掃除が面倒になるから床にモノを置かない。
片付けるのが面倒くさいから片付けなくてよい状態にしたい。
「面倒くさがりだから家が片付かない」というのは実は間違いで、本当の理由は面倒くさがりだからではないのですよね。
本当に面倒くさがりだったら、家は散らかりません。
家が片付かない人は、面倒くさがりではなくどうでもいいだけ
じゃあ、どうして家が片付かないのか?
それは、面倒くさがりだからではなく、どうでもいいと思っているからです。
でもこれは、「どうでもいいと思っていること」を責めているのではありません。
本人がどうでもいいと思っているんだから、それはそれでよし、なのです。
だいたい片付けだって、本人がそれでいいと思っているのだったら無理にする必要はありません。
モノが多くたって、本人が納得しているのだったらそれでいいのです(虫がわいて迷惑をかける、とかなら話は別ですが。すぐに何とかしてー!)。
モノが多くて、散らかっていて本当にイヤだなと思ったら、何とかするはず。
何とかするのが面倒だったら、依頼して誰かにやってもらったらいいのです。
依頼することさえ面倒だったら、それはそれでほうっておけばいいのです。
ただし、物事を放置するくせのある人は、結果として大切なお金や時間を失うことが多いことを覚悟しなければなりません。
ミニマリストには面倒くさがりが多い
世にいるミニマリストのみなさんは、面倒くさがりな人が多いと感じます。
そして、生まれながらのミニマリストは少なくて、みなさん過去にモノを持ちすぎて困った経験がある人が多いです。
それゆえ、そのままにしたら面倒なことになることを理解しているので、それを回避するために片付けたりモノを減らしたりするのですよね。
掃除を簡単に済ませたいから家にモノを置かない。服を選ぶのが面倒くさいから選択肢を増やさない。モノが増えると管理が必要になるから増やさない。
本当の面倒くさがりとは、物事をそのままにする人ではなくて、先回りして動く人のことです。
面倒くさがりと家が片付かない本当の関係まとめ
ここまでさんざん面倒くさがりについて書いてきました。ここで、簡単にまとめてみます。
ホンモノの面倒くさがりとは
・面倒くさいからと放っておくともっと面倒くさいことになると知っている
・それゆえ、その前に先回りして予防する
・ゆえに、あまり困ったことにはならない
・本気で面倒くさい状態が嫌い
・ミニマリストには面倒くさがりが多い
偽物の面倒くさがりとは
・面倒くさいからと放っておくともっと面倒くさいことになると気づいていない
・それゆえ、もっと面倒くさいことになる
・しかしやはり放置する
・より面倒くさい状態になる
・実は面倒くさい状態が好きなのかも・・・。
「面倒くさがりだからミニマリストなんです」というミニマリストの発言が理解できない人は多いと思います。
そして、自分は面倒くさがりだから家が片付かないのだと思っている人も多いと思います。
しかしそれは違います。
あなたの家が片付かない理由は、あなたが面倒くさがりだからではありません。
今現在、片付けが優先順位の高いところにないだけです。
そして、ここでよくある誤解にも触れておきます。
片付いてない状態=悪
と思う人が多いかもしれませんが、それは悪でも良でもなくて、ただそうなだけ。
そこにあまり意味はありません。
何とかしたければ片付ければいいのだし、したくなければ放置でもいいのだし。
それでも、明日誰かが家に来る!となったらみんな必死で片付けますよね。
面倒くさがりだから片付けができないと思っている人だって、真の面倒くさがりが発揮できれば片付けだってできるのです。
面倒くさがりの人は、実は家の片づけ上手なのですよ。