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【少ない服で暮らしたい】どうしても服を手放せないときは

2017年9月25日

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クローゼットの整理中です。自分に似合う「ほんとうにいい服」に囲まれて暮らすべく、一着一着を手に取って、向き合いながら今後を考えています。

週末、8着の服と1足の靴、バッグ4つを買い取り業者に送りました。少し古いものもあるので値がつくのか予測できませんが、お返事が来るまで待ちたいと思います。

前回は、手放す服をどう決めるかについて書きました。今回は、手放した方がいいとわかっているのにどうしてもできない。どうすれば? ということについて、わたしの経験を書いてみます。

前回の記事はこちら→「手放す服を決める方法」「よく着ているのに手放す服とは

シンプルに暮らしたいと思って、身の回りのモノを減らし始めたのは32歳のときです(今から15年前だから、2002年頃です)。当時はひとり暮らしでした。当然そんなに広い部屋に住めるわけもなく、否応なしにモノを減らさざるを得ませんでした。

当時は断捨離という言葉もまだなく、片づけがこんなにブームになるとは思いもしなかった頃です。ネットで「シンプルライフ」という言葉を検索し、実行している人のHPを隅から隅まで読んで、その考え方や対策を真似たり、本を読んだりして情報を集めました。

「自分を苦しめるモノは手放していい」

自分でそんな基準を作って、モノを減らし始め、買う時は吟味して買うようになり、増え続ける服にも手を付けました。

古くなったり流行おくれだったり、わかりやすく着ない服を手放すのは躊躇しませんでしたが、やはり、着れば着られる、そして気に入ってる、それなのになぜか着ない服、をどうするかは結構悩みました。

自分を苦しめていないから持っていてもいいかなと思い、手元に残していました。着ることはありません。でも気に入っているし。

衣替えの度にその服を目にして考えます。やっぱり着ていない。でも手放せない。気に入っているし。

そして何度目かの衣替えの後、その服をみて思ったことは、「あー・・・これまだあったんだ。そうか・・・」

そうです。気に入って手放せなかったはずのその服は、わたしを苦しめる存在に変わっていたのです。

そして、ついに手放しました。手放せました。着なくなってから1年半くらい経っていたと思います。きっと自分の中で「気が済んだ」のでしょう。

どうしても手放せない服があるときは、すぐにどうこうせずに、気が済むまで持ち続けることも有効な手段だと思います。そういうときは、たとえ着なかったとしても、持っていることに意味があるのです。

お別れするタイミングはきっとやってきます。そのときに手放せばいいのです。

片づけブームに乗って、整理しまくるのもいいのですが、捨てなきゃいけないと自分を追い詰めてしまうと、いい結果にはなりません。そんな自分とも根気よく向き合って、自分なりの整理をすることが大切だと思います。

次の記事はこちら→「買取業者の査定結果が届きました

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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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