2021年の11月も半ばを過ぎました。2022年まで残すところあと47日です。
毎年この時期になるとわたしはウズウズします。
そう、店頭に並ぶ手帳が気になって仕方ないのです。
しかし、毎年はりきって手帳を買う割には、年末まで続いた試しがなく、ひっそり落ち込むのもお約束。
今回は「なぜ手帳が続かないのか?」。その原因と対策について書きたいと思います。
この記事はこんな方におすすめ
・手帳が好きな割には続かない
・続かないのに毎年手帳を買ってしまう
・空白の多い手帳を見て凹む
※手帳を日誌として使うことを想定しています
目次
来たる新しい年を思ってワクワクする手帳のシーズン
毎年秋になると、書店や雑貨屋さんの店頭をにぎわす色とりどりの手帳たち。
来年のことを思うだけでワクワクします。
そして、はりきって手帳を買う・・・のですが、結局書ききれなくて年の半ばで更新ストップ。
また来る手帳のシーズンに、「ああ今年も書けなかった・・・」と反省するのがわたしのいつものパターンです。
あまりのことに、2021年はミニマリスト風に、小さくて薄い手帳を使うことにしました。
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おかげさまで今使っている小さい手帳は使い続けることができていて、2022年用にも、同じ手帳を購入しました。
こちらは単純にスケジュールを書き入れるだけなので、続く続かないというものではありません。
問題は、ライフログ(日誌)として、日々の記録を書き込む手帳のほうです。
1日1ページ手帳に強烈に惹かれながらも続かない理由
わたしはマークスから毎年発売される、1日1ページの手帳EDiT(エディット)がとても好きで、過去何度も買っています。
最初は細かく記録するのですが、そのうち飽きるのか?段々手を抜いていき、年の半ばにはただのメモ帳と化すのが毎年の流れです。
日記や日誌が人生を好転させるツールであるのはご承知のとおりですが、なんせ続かないのです。
このままでは自分のことが段々嫌いになってしまう、と思い緊急自分会議を開くことにしました。
なにか発見はあった?おかあさん
だいたい見えてきたよピーター!
原因1:そんなに毎日書くことがない
これは、身も蓋も無い話なのですが、毎日そんなに書きたいことがあるほど面白おかしく暮らしているわけではありません。
よって、書くネタが無いのですね。考えてみれば当たり前のことなのですが・・・。
何を書こうかな~と考えて、結局書くことがなかった、なんてつまらない人生なんだ!そしてそのうち手帳に飽きる。いつものパターンです。
原因2:書く時間が取れない
これも根本的な問題です。
手帳にじっくり書き込む時間が取れません。
朝は忙しいし、夜も忙しい。昼間は仕事をしているし、仕事帰りにカフェで手帳を開いて自分と向き合う・・・なんて時間はありません。
年初には手帳に記入する時間がたっぷりあったはずなのに、気づけば仕事に忙殺されていつの間にか手帳から離れてしまった。そんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。
年初は冬休み中だから時間があるんでしょ
まったくその通りだから反論できません
原因3:空白が多い手帳に虚しさを感じ、自分をダメだと思ってしまう
張り切って書き始めた手帳なのに、段々と書かなくなって空白のページが増える。
そんな手帳を開くと凹んでしまう。
だから開かなくなる。
結局書かなくなってしまう。
ごくごく一般的な行動ですね。
そして、続かない自分をダメだと思い、無意識に責めてしまう。
考えてみたら、単純に「自分めんどくさいな」と思うのですが、おそらく手帳に期待することが多過ぎて、あれもこれもと欲張っているのでしょうね。
そもそも手帳を書く目的ってなに?
ここであることに気づきました。
わたしが手帳を続けられない理由って、どれもこれも「手帳に書くこと」にフォーカスしてるけれど、そもそも手帳って続けないといけないものなのでしょうか。
わたしはもともと文具が好きで、その中でも特に紙製品が大好き。素敵なノートを見つけると、使う予定もないのに買っちゃうし、新しいノートを使い始めるときの気分は最高です。
でも、きっとそれと手帳を使うことにはあまり関連性がありません。
わたし達は一日にたくさんのことを考えています。アイデアだって、きっといくつも浮かんでいるでしょう。でも、人間はすぐに忘れます。
日々感じることも、こうしたいと思う気持ちも、思っただけだとすぐに忘れてしまうのです。
それを忘れないために、きっと「書きたい」と思うのでしょう。
そして、書くことで自分を見つめ直し、よりよく生きられるようになりたい、日々を大切に生きていきたい、少しだけでも成長したい、これが手帳を書くことの最大の目的だと思うのです。
理想としては、朝起きてその日の予定を立て、寝る前に一日を振り返る・・・そんな使い方がしたいのですが、いきなりそこを目指すとまたすぐに挫折しそうなので、とりあえずは「毎日何かしらを書く」ことを目標にしてみたいと思います。
そして、また迷いそうになったときに、「手帳の目的って何だっけ?」というところまで戻ってこられればよし!です。
「手帳が続かない」ことへの対策
続かないけど、やっぱり手帳を使いたい・・・。そんな気持ちはやっぱりあります。
では、どうしたら続けられるのでしょうか。
今後、手帳を続かせるためにできることはなんでしょうか。
対策1:書くことがないなら、書くことを決めておく
原因1 に挙げた「書くことがない」へは「書くことをあらかじめ決めておく」ことで対策したいと思います。
例えば、「今日思いついたことを3つ書く」のを目標にしてもいいし、「今日うれしかったこと」を書くのでもいい。
「今日できた!と思ったこと」を書くのでもいいし、「今日の自分、ここを褒めたい」でもいい。
そんな元気が無ければ、最悪、日付けだけを書くでもいい。
少なくとも、「その日を大切にしたいと思っていた」という記録にはなります。
対策2:時間は無理にでも作ること
原因2 に挙げた「書く時間が無い」については、何とか工面して時間を作る以外にないでしょう。
別に誰に頼まれて手帳を書かなければいけないというわけでもないのです。自分が人生を大切にしたい、成長したいと思うから、日々を振り返るために手帳を書くわけなので、そのための時間がとれないなら、まぁ・・・そういうことです。
それでも時間が無いよ、というなら、スマホを触る時間を減らせ!!!
(自分に言ってます)
対策3:手帳ではなく、日付枠のない普通のノートを使う
原因3 に挙げた「空白が多い手帳を見て凹む」への対策は「普通のノートを使う」ことです。
手帳はその日その日の枠が決まっています。
なので、書けない日があった場合、そのスペースは永遠に埋まることがありません。
これが地味にプレッシャーになる・・・のですよね。
書けなかった、書けなかった、書けなかった。自分を責めるのはつらいです。
それならいっそのこと、手帳ではない普通のノートにしたらどうだろう?
少なくとも、書けなかった、というプレッシャーからは逃れることができます。
1日1ページは手帳でなくてもできるし、実はいつからでもできる
そもそもわたしは、1日1ページの手帳EDiTに憧れて、買うはいいけど続かないという悩みを持っていました。
でも、考えてみれば、1日1ページって、手帳という形にこだわることもないし、だったらいつ始めてもいいものなのですよね。
「手帳としての完成された形」にこだわってしまうとプレッシャーになるのだったら、普通のノートで、何でもない日に書き始めればいいのです。
そう思い立って、ロルバーンのA5版ノートを用意してみました。
書き心地のよいロルバーンのノートなら、自由に書ける気がします。方眼ノートなので自由度も高いです。
専用のノートカバーもあるので、紙製の表紙を傷から守ることができます。
手帳を使う、と決めていたら新年まで待ってしまうところですが、これならすぐにでも始められます。
手帳が続かないことの原因と対策 まとめ
今回は、スケジュール管理ではなく、ライフログ(日記や日誌)として手帳を使いたいけれど、なかなか続かず上手くいかないことについて書いてきました。
続かない原因として発見したことは、以下の3つ。
- 書くことがない
- 書く時間が取れない
- 書けないと空白のページが増えて凹む(結果書けない)
そして、それぞれに対しての対策は、下記のように考えました。
- 書くことを決める(最悪日付だけでも書ければよし)
- 少しがんばって時間を作ろう
- 手帳という形にこだわらず普通のノートを使おう
本文中でも触れましたが、手帳(日記や日誌)って、別に書かなきゃ書かないで全然問題ないのですよね。
でも、そこをあえて書きたいと思っているのはなぜか?ここにフォーカスする必要があると思います。
やっぱり、書くことで得られること(日々振り返る習慣をつけて、成長する。一日一日を大切に生き、人生をよくする。夢をかなえる。幸せになる)に期待しているからこそ、書くのです。
書くことを目標にしてしまうと、そこで止まってしまう気がするのですが、書かないよりは書けるほうがずっといいと思うので、最初は書くことを目的にしてひたすら続ける、でもいいと思います。
ところどころで「ところで書いてる目的って何だっけ?」と振り返るタイミングが来ると思うのですよね。
昨年から使っている小さなスケジュールブックとライフログ用の、敢えて手帳ではない普通のロルバーンノートを使うことにした2022年です。
あちこちで待ち受ける新年の手帳の誘惑から逃れ、普通のノートでライフログをとることにしたわたしが、数か月後にその効果についてここで書けるようになっているか?
自分でもちょっと楽しみです。