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わたしも定時で帰りたい。ドラマ「わたし、定時で帰ります。」をみて感じたこと

2019年6月26日

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2019年4月から放映されていたTBSの人気ドラマ「わたし、定時で帰ります。」が昨日最終回を迎えました。
本当は先週が最終回だったのですが、地震があり途中からニュースに切り替わりました。楽しみにしてたのに!などの声もありましたが、被災地はそれどころじゃないですものね(^_^;) それでも1週間後に再放送できてよかったです。

今回は、ドラマ「わたし、定時で帰ります。」を観続けた感想を簡単に書きたいと思います。原作である小説は、まだ読んでいません。


仕事がいきがいの人生も悪くないけれど

絶対に残業しない主人公、東山結衣

ソフトウェア会社に勤める結衣は「定時で帰る」ことをモットーとし、同僚が残業していても定時で退社します。指導している新入社員にも定時で帰るよう促します。周囲はそれを大歓迎とはしていない様子です。

それはきっと「長時間働くのが美徳」というかつての価値観がまだ亡霊のように人々に取りついているからなのではないかと思いました。

昭和、平成を経て新しい時代の令和になっても、まだこの価値観を引きずっている人はたくさんいます。働く本人は好きにすればいいと基本的には思いますが、社長や上司がこのタイプだとかなりめんどうくさいことになります。仕事が終わったから帰る、という当たり前のことを咎められる人もまだまだたくさんいるのではないでしょうか。

「ちゃんと休んでね、代休も取ってね」と言ってくれる割に、上司は大量の仕事も割り当てる。この量で休めるわけないじゃん、という本音は言えずに、休んだふりして自宅で仕事をすすめる人もたくさんいると思います。わたしもサービス業時代に「休憩時間なんて取れない」と部長に言ったところ、「エリアマネージャーに休憩取りたいから、その間来てくださいと言え」と言われ「こんなことしか言えないのかこの部長バ・・・」と絶望したことがあります。

ドラマの場合は、社長が本気で長時間労働に取り組んでいたので大きく救われましたが、実際こういう人は、まだ少ないでしょう。。。長時間労働を奨励するのは、余計な経費がかからない場合(残業代無しとか。違法だけど)に特に多いと思われます。

時代は変わったとはいえ、まだまだ変わっていません。

わたしも定時で帰りたい

わたしはかつて、サービス業に従事していました。お給料は年俸制で、入社したばかりなのに副店長という肩書きが与えられ、すなわち管理職であるという解釈で管理職手当がついているために残業代は無し。よくある「定額働かせ放題」のシステムのもと働いていました。もちろん、自分で出勤時間を選べる管理監督者ではなく、名ばかり管理職です。

9時間半の拘束時間、休憩90分でしたがそんなに長く取れるわけもなく(上から人件費人件費言われて休憩中に稼働できる十分な人手を確保できない。だから休まず自分が動く)、繁忙期は休憩ゼロで12~14時間働き続けるなんて当たり前、3週間近く休まない連続出勤も繁忙期あるあるでした。もちろん残業代は無し。通常期だって拘束時間は同じで、早く帰れるわけではないのに・・・。

定時で帰れる日なんて、それだけで大事件でした。

でも・・・特に問題意識を持っていなかったのです。

7年続けて疲れました

その生活を、7年続けて疲れ切ってしまいました。心身に明らかな不調が出たわけではないのですが、しんどかった。決まった日に決まった時間で働ける仕事に変わりたいと思って、仕事を辞めました。

その後は、留学したり、戻って再度留学したりと日本を出ていたこともありましたが、ずっと派遣社員として仕事をしています(なっても契約社員)。

仕事の内容と時間がきっちり決まっているので、エンドレスで仕事をすることはなくなりました。

定時に帰れる仕事がこんなに楽だなんて・・・!
※仕事の内容が楽だったわけではありません

生活のリズムが整って、生きるのが楽になりました。それまで気づかなかったけれど、わたしにとっては大切なことだったのですね。のちに起業を考えたときも、ここがいちばん大きなネックになって、やめました。雇われ人生、上等です。

定時に帰りたいからといって、仕事がきらいなわけでも、どうでもいいわけでもない

ドラマの中でもたびたび出てきましたが、定時で帰りたがると、仕事をいいかげんにする人だとか、働くのが嫌いな人だとか、不真面目だとか受け取られることがあります。

でも全然そんなことないのですよね。必要があれば残業だってするし、プライベートの時間に仕事に役立ちそうな本を読んだり調べものをしたりすることだってあります。ただ、ダラダラ働きたくないだけなのです。

ダラダラ長く働くのって、実は簡単なことなのです。ただ、それができるのは自由な時間がたくさんあった独身のときだったなぁ・・・と今では思います。家族の食事が・・・、ネコのごはんや通院が・・・、などと考えると物理的に残業は難しいのです。ここに子育てがプラスされるともっと時間に制約があるでしょうから、帰らなくてはいけない時間が決まっている人は、さらに時間内にタイトに働くことが要求されます。

今から考えれば、サービス業時代のわたしも何も考えずダラダラ仕事をしていたのかもしれません。いかに効率的に働くかより「あとでゆっくりやればいいや」という思考停止があったのでしょうね。会社の給与体系と労務管理は今でも酷いと思うけれど、その点は反省します。

なぜ定時に帰りたいのか

わたしが定時に帰りたい理由は、自由な時間がたくさん持てるからです。

自由な時間がたくさんあると、自分の人生を自分で進んでいる気持ちになります。仕事で長時間拘束されると、自分の人生ではなく、一気に「やらされ人生」になり、気持ちが荒みます。

仕事の内容が趣味を兼ねているとか、好きな仕事だとかいうことはここでは関係ありません。自由にできる時間があるかないかが大切なのです(ここを勘違いしている経営者や上司は多いです。好きなことなんだから大丈夫だよね、勉強になるからいいでしょう、と思っている人、あなたはただのやりがい搾取です)。

あとは、定時に帰れると、スケジュールが立てやすいのと生活のリズムが整うので健康を保てること。

あとは、仕事を嫌いにならずにすむ、ことですかね。働き過ぎてすべてがイヤになるのはやっぱりもったいないですから。「嫌いにならないために、やりすぎない」ことはとても大切です。

そんなことで?甘くない?と思う人もいるでしょう。でも、ひとの価値観はみんなそれぞれ違うので。

それでも残業せずにはいられないことも

でも、長時間働かなくてはいけないときもありますよね。今回のドラマのように、大きな締切りの前とか、緊急なトラブル対応とか。そんなときは、「業務を時間内に終わらせる」スキルを最大限に活用して対応しましょう。ドラマでもありましたが、定時までに仕事を終わらせるほうが難しく、よっぽど挑戦し甲斐があるのです。

生活残業(残業代を稼ぐための残業)している人は・・・うーん。
ずっと以前の職場にこういう人いましたが、周りに明らかにバレているし、カッコ悪かったです。昼間の動きも怪しいですし・・・(暇そうにウロウロしているし、他の人の邪魔になっている)。そういう人は定時でスパッと帰って、副業するのがいいと思います!

吉高由里子ちゃんの衣装がかわいかった!でも・・・

ドラマの内容も共感できることが多く楽しみでしたけど、毎回出てくる吉高由里子ちゃんの通勤コーディネートがかわいくて楽しみでした。

てろっとしたトップスにプリーツスカートが基本だったみたいです。

が・・・・!吉高由里子ちゃんの骨格タイプはストレートといわれているのですよね。てろっ、ゆるっ、プリーツスカートは似合わないタイプです。

やはりふっくら見えていましたが、雰囲気がとても合っていて、着こなしている!女優さんってすごいわ、と感心しました。同じく骨格ストレートのわたしが着たら、着膨れダルマのようになってしまいます(^_^;)

FURLAのピンクの名刺入れもかわいかったですね。

↑ドラマで使われたものかは不明です

わたし、定時で帰ります。まとめ

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」をみて感じたことをまとめます。

・長時間労働は心身を病む大きな原因になる
・長時間労働を何とかしたいと言っている経営者や上司が本当にそう思っているかどうかは、従業員や部下に見抜かれている。やるなら本気でやって!
・定時に帰りたくても不真面目なわけではないし仕事も好き
・定時に帰ることは簡単ではない
・残業代を稼ぎたいだけなら副業しましょう

今回の記事は、ほとんどわたしの愚痴になってしまいました・・・。でも、ドラマをみて働くことについて考える機会を得たのはとてもよかったと思います。向井理さんを初めてカッコいいと思ったのも収穫。ドラマのあと、毎回小籠包をひどく食べたくなるのには困りました。

原作の本も読んでみたいです。

 

 

 

 

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マリゴールド

1970年東京生まれ/都内で夫とネコ2匹と暮らす/30歳でひとり暮らしを始めるまで、実家でひたすら「自分博物館」を作り上げ、その後大規模の片づけをくり返すうち自分なりの片づけの哲学にたどり着きシンプルライフに移行/ミニマリストもいいけど極限まで削りたいわけじゃない/「したいことだけする、したくないことはしない」の意味が最近わかり始めたところ/たまに英語を話します

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