2023年7月。コロナも5類になり、2カ月余り経ちました。
マスク着用も個人の判断に委ねられ、街中でもマスクを外して歩く人のほうが若干多いかな?という流れになってきた頃、私は発熱しました。しかも盛大に。
今回は、わたしの発熱騒ぎの一連と、イマドキの発熱事情について書いていきます。
・発熱したらどうしたらいいの?
・今のうちに準備できることはある?
コロナ全盛の時とは違い、消毒とか隔離とかいう問題はなかったものの、結構大変でしたので、発熱したらまずはこうしてね!こんなものを用意しておくといいよ!という点も書いておきますね。
なお、今回の記事はあくまでわたしの体験に基づくもののため、参考程度に読んでいただければと思います。体調を崩されている方は、医療機関に確認をしながら療養を進めていただくことが第一となりますのでご注意ください。
今回の病人:✅53歳女性
✅基礎疾患なし
✅普通体型
✅コロナワクチン4回接種済
✅症状は、熱、頭痛、関節の重み(咳、喉の痛み、鼻水いずれもなし)
目次
- 1 発熱初日:発熱したら!まずは、「発熱 自治体名」でググってください
- 2 発熱2日目:近くの発熱外来へ。PCR検査代が高いので、お金は少し多めに持っていこう
- 3 発熱3日目:口から水分が摂れない!でも病院には行けない!そんなときはゼリーで対処
- 4 身体中に赤い発疹が!うっすら痒い。薬の副作用?
- 5 夜中にスイカ星人現る。そこに猫が便乗し、わけのわからん状況に
- 6 発熱4日目:発疹は薬の副作用ではなかった!結局頼りになったのは医療従事者の友人だったという
- 7 発熱5日目:結局原因がなにかわからない発熱であった
- 8 発熱6日目:頭痛はほぼなく、発疹が薄れ始め、体温計は6度台後半を示す
- 9 病院は変わらず逼迫した状況が続いている。病院としても「来ないでください」のスタンスは続く
- 10 イマドキの発熱まとめ。常備品おすすめ
発熱初日:発熱したら!まずは、「発熱 自治体名」でググってください
7月14日(金)発熱初日
午前中、猫を点滴に連れて行った帰宅後に体調に異変を感じました。恐る恐る検温すると、37度台。うっすら頭痛と関節痛も感じる・・・。
「いま発熱したらどうすればいいんだっけ?」
しばらく横になって様子を見ましたが良くならないため、まずは「発熱 自治体名」で検索をしました。
すると、まずは抗原検査を自分でするようにとありました。
まずは抗原検査。話はそれからだ。
という雰囲気の自治体のサイトを見て(そんな書き方はしていませんでしたが)、
自宅にあった抗原定性検査キットを使ってコロナの検査をしました。この検査キットは、コロナが猛威を震っていた頃、夫が自治体に申し込んでもらっておいたものでした。
結果は陰性。喉の痛みもありません。
自治体では熱などの症状がある人に抗原検査キットを新たに配っているという情報も得て、対応している薬局に電話で予約を取り、新しいキットをもらいに行きました。その時は身体がまだ動く状態だったので、自転車でサッと薬局まで行くことができました。食欲もありました。
さて、自治体のサイトでは、「重症化リスクの高くない(13〜64歳で基礎疾患のない)、陰性の人は、基本自宅療養」とありました。
夫は夕食用に、鰻の蒲焼弁当をひとつ買ってきてくれていたのですが(2人でシェアするつもりでひとつ)少し前まであった食欲はみるみる減退し、頭も痛かったため早めに床につきました。
発熱したら、まず「発熱 自治体名」でググって、対応を確認しましょう
発熱2日目:近くの発熱外来へ。PCR検査代が高いので、お金は少し多めに持っていこう
7月15日(土)発熱2日目
一晩寝ても熱が下がることはなく、なんと8〜9度台で推移していました。頭が重く、関節痛があるような気がします。これまでの経験からインフルエンザではないかと思いましたが確証はありません。
前日に救急相談に電話をしておいたため、教えてもらった近所の発熱外来に電話をしてみました(夫が)。
外は暑いし、歩くのはつらかったのですが、インフルエンザだったら、数回の服薬で解熱することを知っているのでそれを狙ったのです。夫の腕をしっかり掴みながら、病院まで歩いて行きました。
発熱外来の人は院内で待つことはできず、離れのプレハブで待たされるのですが、そこにいるどんな人よりわたしは具合が悪かったです。横にならないといられなくて、体温も39度を超えていました。
先生から、PCR検査の結果は後で電話で知らせること、水をしっかり取ってしっかり休むことを言われ、鎮痛剤のカロナールをとんぷくとしていただいて、タクシーで帰宅しました。
(看護師さんには、歩いて来たの?どういうこと?と驚かれました。その時はゆっくりでも歩けてたんですよねぇ)
帰宅してから薬を飲んで眠りました。
食欲は戻っていたので、前日に夫が買って来てくれた鰻弁当の残りを食べました。
その後、病院からの電話でコロナは陰性とわかりました。
夜はプリンを食べて就寝。カロナールは計3回飲みました。
コロナ陰性はよかったけど・・・結局、この熱はなに?
インフルエンザの検査はしてもらわなかったので、インフルじゃない確証もありません。
病院に行っても、熱の原因はわかりません
発熱3日目:口から水分が摂れない!でも病院には行けない!そんなときはゼリーで対処
7月16日(日)発熱3日目
朝から吐き気がありましたが、前日に食べたものは消化済みで、出す物がありませんでした。
そんな折、ポカリスエットと麦茶を飲むと、一気に戻してしまいました。身体はつらくて座っていられません。体温は8度台後半で推移しています。
再度病院へ電話(夫が)。
口から水分を摂れなくなったら危険、点滴がいいかも。
そう思いましたが、そんなに甘くはなく・・・。
「今混んでいるので、とりあえずゼリーを摂って様子をみてください」と。
ゼリーというと、たまにいただく有名果物店のゼリー、みたいな感覚しかなかったのですが、そうではなくて、チューブ型のゼリーのことでした。
こーゆーやつです↓
幸い、そのゼリーは吐き出すことなく飲めたので、少しずつ飲みながら様子を見ました。
そのうちメロンとスイカがどうしても食べたくなったので、夫に頼んで買って来てもらいました。
メロンはすぐ食べられるくらいには熟れていなかったため、スイカをバクバク食べました。
点滴はそう簡単にしてもらえません
身体中に赤い発疹が!うっすら痒い。薬の副作用?
夕方になり、寝室の明かりをつけると、身体がとんでもないことになっていました。
なんと、身体部分と両腕の内側に赤い発疹が広がっていました。じんましんが出ていたのです。
実はお昼頃に、おへその周りがちょっと痒いかも・・・と思って少し掻いちゃったのですよね。でも、お風呂に入れていないせいだと思って、特に気にも留めませんでした。
それが、実は発疹だったとは・・・。肌の柔らかいところを狙って出てくるのがまた。
もしかしたら薬(カロナール)の副作用かも・・・と思って、薬を飲むのが怖くなりました。
病院でいただいたカロナールは、前日に3回、この日の2回飲んでいました。ぐっと熱が下がるわけではないのですが、頼るのはこれしかありません。まだ8度台をうろうろしているし、頭も痛いし。
再度病院に電話してみました(今度は自分で)。
すると、急患で空いている人がいないとのことで、30分ほど後にかけ直すよう言われました。
世間は海の日の3連休。外は猛暑。熱中症で大変なことになっているんだろうな、と推測されます。
そんな時に手を煩わせるのは本当に申し訳なかったのですが、こちらもつらいのは事実。時間を待って、電話してみました。
「薬の副作用かどうかはわからないけど、きっとお疲れなのですよ」と言われ、力が抜けました。
具体的なことは何もわかりませんでした
夜中にスイカ星人現る。そこに猫が便乗し、わけのわからん状況に
発熱3日目の夕方からは、ずーっとスイカだけを食べていました。食欲はなかったけれど、身体が受け付けた唯一の食べ物がスイカだったのです。
その晩は、夜中に3回目が覚めて、そのたびに麦茶を飲んでスイカを食べました。
その音を聞きつけて、リビングで寝ていた猫が目を覚ましパトロールにやって来ます。にゃあにゃあ鳴いて私の様子を探り、スリスリ、頭突きを繰り返す。
食べ終わるとトイレにも行くのですが、ずっと濃かった尿の色も段々と薄くなり、水分の循環が正常に戻っていく気がしました。
7度台後半〜8度台前半を推移しているので身体はまだだるく、横になると頭痛が増すような気もしていました。
スイカのおかげで脱水することもなく、猫と一緒に夜食を3回楽しんだのち、朝方までぐっすりと眠ることができました。
発熱するとスイカが美味しく感じます
発熱4日目:発疹は薬の副作用ではなかった!結局頼りになったのは医療従事者の友人だったという
7月17日(祝:海の日)発熱4日目
熱は7度台で推移。8度台を見ることはなくなりました。
発疹はまだ広がっています。
食欲はまだなく、スイカだけが友達という状態。
頭痛がありつらかったので、薬剤師の友人に連絡し、状況を説明しました。発疹が薬の副作用では?と疑っていたので、服用が怖かったためです。
すると、「薬の副作用なら、薬が身体から出た時点で発疹が消えるはず。前回の服用時間から逆算すると、それは考えにくいと思う」とのこと。
実際に状況を見ていないので、あくまでも一般的な話だけど、ということでしたが、それを聞いて安心しました。
解熱のために、後1回は飲みたいなと思っていたのです。
(即効性は感じませんでしたが、ゆるやかに熱が下がっていっているのは感じていたのです)
その後は謎の食欲が出て、大福を半分食べて眠りました。
発疹はカロナールの副作用ではありませんでした
発熱5日目:結局原因がなにかわからない発熱であった
発熱から5日目で、体温は7度台になり、頭痛のつらさがグッと減少しました。
固形物を食べる元気も出て来て、昼はおかゆと鶏肉、夜はかぼちゃスープとバナナを食べて過ごしました。大親友だったスイカは食べ尽くしてしまい、代わりにプリンを食べました。
もう薬は飲みませんでした。
発疹はまだ消えず、触ってしまうと痒くなるので他のことで気を紛らわせてしのぎました。
発熱6日目:頭痛はほぼなく、発疹が薄れ始め、体温計は6度台後半を示す
発熱6日目は、久しぶりに1度も夜中に目覚めずに朝まで眠りました。
体温は6度台になっており、頭痛もなく、身体も伸ばせました(それまではつらくて伸ばす姿勢が取れない)。
発疹も心なしか薄くなっているようです。少し痒みはあるものの、前日までの全身真っ赤っかという状況ではなくなっていました。
まっすぐ歩けるようになり、起き上がる時もつらくはありませんでした。
快方に向かったことは良かったのですが、残る疑問はただひとつ。
今回の体調不良、発熱、高熱、発疹、いったい何が原因だったんだろう・・・。
コロナ陰性がわかった時は、インフルエンザだと思っていました。発熱した時に、関節痛も感じていたからです。
しかし、過去にワクチン未接種で罹患した時の凄まじい痛さに襲われることがなかったため、その可能性は早くに消えました。
・・・となると、風邪?
咳も、くしゃみも、喉の痛みも、鼻水もなく、ひたすら高熱と頭痛(たまに吐き気)。
今回発熱して驚いたことは、病院でわかったことは「コロナかどうか」だけ。他の可能性はいっさい提示されないのです。
なので、はっきりしていることは「コロナじゃなかった」ということだけです。
この先どうやって予防すればいいのか・・・。
病院は変わらず逼迫した状況が続いている。病院としても「来ないでください」のスタンスは続く
病院によると、2023年7月現在、コロナはとても流行しているようです。これまで罹ったことがない人が感染しているとのこと。
5類に変わって、感染者数を耳にすることが減り、マスクを外すことが増え、旅行者が戻って来ているとついつい忘れちゃいますよね。
そして、今は猛暑の真っ只中。熱中症で倒れる人も増えています。
病院がいつも大忙しなのは仕方ないことです。
「緊急じゃない人はなるべく来ないでください!」とはっきり言われてはいませんが、そんなスタンスを感じました。
なるべく煩わせることがないように、健康には留意して生きていこうと思いました。特に、自分の不注意(不摂生とか)でかかる病気には気をつけようと。
(とはいえ、注意していても体調が悪くなることはありますよね)
イマドキの発熱まとめ。常備品おすすめ
今回は、発熱してから回復するまで、6日間かかりました。全快といえるところまで体調が戻ったのは7日目のことです。
今回発熱してみて、急な発熱に備えて、普段からこうしておこう、準備しておこうと思ったことがありますので、それをまとめたいと思います。
発熱したら、まず「発熱 自治体名」で検索する
お住まいの地域によって違いますが、まずは「発熱 自治体名」でググってみてください。これで発熱したらまず何をしたらいいのかがはっきりします。または、「発熱したら 自治体名」で検索してみてください。
抗原定性検査キットの確保
自治体からの無料配布はまだ続いています。都道府県によっても扱いが異なるので、お住まいの自治体の最新情報をご確認ください。家族の人数分自宅保管をお勧めします。
なお、無料配布の対象は、濃厚接触者になった場合、症状が出た場合に限られるため、該当しない方は購入となります。取扱い薬局が厚生労働省によりリストアップされています。(こちらからご確認いただけます)
病院でわかるのは「コロナかどうか」だけ。熱の原因は不明なまま
発熱外来では、必要に応じてコロナの検査(PCR検査等)を受け、結果は帰宅後に連絡がきます。今回私は陰性だったので、検査はそこで終わりだったのですが、インフル等の追加の検査もなく、あとはひたすら自宅療養するのみでした。医師には会えましたが、簡単な問診があったのみで、他の熱の原因の可能性などは語られませんでした。
病院は「緊急時以外は来ないでください」というスタンス
コロナに限らず、病院は熱中症の患者さんの対応に追われています。体調に異変があり対処方法を訊こうと電話しても、「今はちょっと誰も空いてない」「今は手が足らなくて」で後回しにされることが多かったです(後でかけ直してください、もありました)。コロナ前と比べて、明らかに病院の対応方法は変わったな、と思っています。
※不満ではありません
水が飲めなければゼリーを試す
本編にも書きましたが、口から水を摂っても吐いてしまう場合、ゼリーが効くことを知りました。アスリートではないので、チューブタイプのゼリーを飲んだことはほとんどなかったのですが、こういう時にはありがたいものだな、と認識しました。
経口補水液(OS-1など)を常備する
発熱すると通常時よりも水分が身体から失われます。こまめな水分補給が求められますが、発汗により失われた塩分も補給しなければいけません。この場合、普通の水よりスポーツドリンクや経口補水液が適していると言われますが、自宅に在庫がないとあわてて買いに行くことになります。
スポーツドリンクは水で作れる粉のタイプ、経口補水液は500mlを2本ほどは常備しておきましょう。熱中症が増える夏は、買いたくても売り切れということもあります。パウダータイプの常備もいいですね。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
今回、突然発熱して一時40度まで上がり、解熱するまで6日間もかかりました。
体調が戻ったので、それは本当にありがたいのですが、実は発熱したタイミングが最悪でした。
海の日の3連休で、幕張メッセで開催されていた「リベ大フェス2023」に行こうと思っていたのですよね・・・。でも、結局、フェスの前日に発熱、フェス終了日の翌日に解熱するというタイミングの悪さでした。
フェス2日目の夜まで、翌日外出しようと目論むわたしをみて、夫はちょっと引いていました。実際は、フェス最終日は、まだ発疹と熱と頭痛にガンガンやられていたので不可能だったのですが。
そして解熱して2日目。放置していた家計簿をつけようと家計のお財布を見ていたら、ふと目に留まったレシートがありました。
なんと発熱中に食べた鰻弁当は、特うな重で、1,900円のシロモノでございました。
発熱は、家計にも痛い。