前回、飼いネコにマイクロチップを入れるかどうか考えているということを書きました。
前回の記事→「【ネコ飼いの悩み】マイクロチップを使うべきか。世間的にはどんな位置づけ?」
それからひと月。ちょっとしたきっかけがあり、結局わが家のネコたち、くるみ(茶白♀ 通称くるさん)とピーター(黒♂ 通称ピーさん)にマイクロチップを使うことにしました。今回は、マイクロチップ導入のきっかけと、実際に入れたことについて書きたいと思います。
令和おめでとうございます by ピーター
導入に至るきっかけ
わが家のくるみ(茶白♀ 通称くるさん)とピーター(黒♂ 通称ピーさん)は、完全室内飼いネコですが、脱走してしまったら迷子になってしまうことがひとつ。
ピーターは首輪が嫌いで、何度もチャレンジしては敗れていることがひとつ。
脱走は飼い主が気を付ければよいが、災害が起こったとき迷子になったらもうどうしようもないことがひとつ。
今まではこの3つが、マイクロチップ導入を考える要因でした。
そんなある日、ピーターがベランダに出てしまいました。
夫が洗濯物をベランダに出しているとき、するっと夫の足元を通り抜けて出てしまったのです。夫は慌てずピーターに「ピーター、戻っておいで」とやさしく声をかけ、幸いピーターはすぐに家に入りました。
もともとすごく怖がりで、窓を開けても怖がって近寄ってこなかったのに、最近はカラスの鳴き声に反応して窓の近くに寄ってくることが多かったのが、ついに外に出るとは!!!しかもその後、急に駆け出したり、ネコタワーに駆け上がったり駆け下りたりとしばらく興奮している様子でした。
「マイクロチップ入れよう」。その瞬間、導入が決まりました。
くるみはおりこうにしているのに。首輪だってつけているのにとんだとばっちりよ。ピーターくんのせいよ。 by くるみ
ネコ病院へ
くるみとピーターをキャリーに入れ、いつもお世話になっているネコ病院へ連れて行きました。
くるみ3.3kg、ピーター6.2kg。
重いわけだ、ピーターよ・・・。
マイクロチップは特に予約が必要ないので、はいはい♪と先生が用意してくれました。
マイクロチップ挿入
では、実際にマイクロチップがどんな手順で入ったのかを書いていきます。
①エリザベスカラーをつける
だいたいは大丈夫ですが、たまに「ギャー!!」と声を出す子がいるので念のためにつけましょうね、と。エリザベスカラーをつけているのを初めてみたので、かわいかったです。
②既にチップが入っていないかを確認する
マイクロチップリーダー(レンズがない巨大サイズの虫眼鏡みたいな形状)で身体をくまなくスキャン。
③看護師さんが背中から身体を軽く押さえて、先生がマイクロチップが先に入った注射器を背中に射す(場所は、くるみがいつも皮下点滴を受けている場所と同じ)。
④入れた場所の皮膚を引っ張って穴をなじませる
たまに、穴がなじまなくてチップが出てきちゃう子がいて・・・とのことです。
⑤マイクロチップリーダーできちんと入ったかを確認。
登録用に書類にある番号と、ネコの名前が同じかどうかを確認する。
これでチップ挿入は終わりました。幸い、くるみもピーターも、声も出さずじっとおとなしくしてくれました。
マイクロチップ登録と費用
その後、マイクロチップを登録するための書類に記入します。
注意点は、
①ネコの生年月日を記入する必要あり
不明な場合、その場で決めなくてはいけません。うちも元ノラ猫の保護ネコだったので、その場でわたしが独断で生年月日を決めました(うっすら生まれ月はわかっていたのですが)。
②住所は、都道府県名から。建物の名前は省略せず。
東京都からの記入、マンション名の記入を略さず書くように言われました。
③登録確認のハガキは絶対に紛失しない。
ひと月くらいしたら、登録確認のハガキが記入した住所に届くので、絶対に紛失しないよう注意がありました。これを失くしてしまうと、住所変更も何もできないそうです。本人確認の代わりなのでしょうね。変更手続きのときにハガキのFAXを求められるそうです。
マイクロチップの料金は、6,480円/ひとり(税込)
登録料が別で1,000円かかると思っていましたが、込みだったようです。そして、登録までネコ病院でしてくださるようでした(入れっぱなしで登録しないと意味ないですものね)。
マイクロチップ挿入後のネコの様子は
さて、背中にマイクロチップなるものを入れた後のネコの様子はといいますと・・・。
まったくいつもと変わりません!!むしろ、家の中を走り回っていつもより元気になったかも・・・。
マイクロチップ自体は、背中に入れてもそのうちずれてきて、横っ腹のほうにいってしまったりといろいろあるそうです。なので、万が一保健所等で捕獲されても、全身くまなくリーダーを当てて探してくれるのだそうです。安心安心。
マイクロチップ導入のまとめ
絶対必要なモノではないのでしょうが、やはり導入してよかったと思います。これが入っているから安心だね、と脱走防止策がゆるくなるわけではありませんがやはりいなくなってしまった時のあてができたのは安心です。
あとは、登録のハガキを失くさないこと、キャリーに住所や連絡先、チップの番号をテプラで作って貼っておこうと考えています。
いま、近所に迷い猫のポスターが貼ってあります。見るたびに心が締め付けられるような気持ちがして、涙が出ます。一日も早く見つかりますように、と無事を祈るばかりです。